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電子工作に使いたいテスタは (連載 第1回)
 電子工作の必須アイテムの一つにテスタがあります。筆者の年代ではテスタはメータの振れ具合で直感に状況が把握できるアナログ・テスタに捨てがたい思いがあります。しかし、最近のディジタル・マルチテスタの精度の向上、機能の豊富さには重宝しています。
この数年、新しい電子工作の本を執筆するに当たって、多機能のディジタル・マルチメータは大活躍しました。測定もPCに接続して0.5秒ごとに太陽電池の発電量をモニタし、その結果を記録して1日の発電量の変化をEXCELでグラフ化するまでになりました。
今回のシリーズでは、テスタをはじめて使う時の注意事項、基本操作から、電子工作のそれぞれの場面での具体的な測定場面の例を示しながら説明します。後半では、PCと連動した自動計測も行ってみます。昔、苦労して作った会社の分析室の自動計測の仕組みが簡単に再現できたのには少々びっくりしました。
ディジタル・テスタの用途別の選び方について、今回は、主にSANWAのディジタル・マルチメータを想定してまとめてみました。
(1) ポケット・デジタル・マルチメータ
家庭に1台あって、電池の電圧測定、電気コードの断線のチェックなどの日常生活での一般的な利用には、ポケットDMMと呼ばれるボタン電池を電源とした小型のテスタが便利です。何年も前に購入した物を1台を持っています。小型で邪魔にならず長い間便利に使っていました。
時々電源を切り忘れ電池切れを起こしますが、最近の物はオートパワーオフの機能があるので安心です。3~4千円で購入できます。
(2) スタンダード・タイプ
直流電圧、交流電圧、直流電流、交流電流、抵抗、導通、ダイオードテストなどの機能をもっています。確度も0.5~0.7%(SANWAの製品の場合)と通常の電子工作で必要となる精度を満足しています。このほかにコンデンサの容量測定の機能などを備えているものもあります。価格も5千円くらいから1万円を超えるものもあり選択に少し迷います。
個々の測定やチェック、電子工作でも、組み立て工作が楽しく、個々のデバイスの特性の実験や測定確認は、まあいいやという方はこのスタンダード・タイプを選ぶとコスト・パフォーマンスがよい結果となります。
(3) 多機能型
スタンダード・タイプに加えて、コンデンサの容量測定、PCへデータ送信をUSB、LAN経由で行うなどで自動測定を実現できます。確度や毎秒何回測定するかを示すサンプルレートなどの機能の違いにより、安価なものからハイエンドの製品まで用意されています。
PC20の1万円以下の価格のものから今回のシリーズで例示するPC5000の2万数千円位まで価格に差があります。このシリーズの中で各機能の必要の有無も判断できるようにハイエンドの各機能の使い方も例示しますので参考にしてください。
このSANWAのPCシリーズはパソコンへ測定データを送信するPCリンクと呼ばれる機能をもっています。少々高価ですが、連続して変化する結果をパソコンと連携することで自動で測定できるようになります。電子工作で利用する各デバイスの動作を実験して確かめてみたいと思う方は、このPCシリーズの製品を選ぶと後悔しません。一番安価な写真に示したPC20は1万円以下で入手できますので、コストに見合った成果を得ることができます。
この他に、ホームセンタの電気用品売り場には、SANWAのディジタル・マルチメータ以外にトランジスタの直流電流増幅率の測定が行えるものなどもあります。稼動中の電力機器の消費電流を直接測定できるクランプ・メータと呼ばれるものもあります。後半ではこのクランプ・メータも使ってみるつもりです。
次回は、やってはいけない注意事項から説明したいと思っています。
神崎康宏
タグ:
SANWA
テスタ
デジタル・マルチメータ
投稿者: news 日時: 2007年02月15日 11:00 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ
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