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連載 書き込み器の話題をメインにしたPICマイコンのソフト開発(2)
第2回目は、純正のPICマイコン用の新しい書き込みアダプタの紹介です。前回は、PIC用簡易ICSPフラッシュ書き込みプローブ(JDMプログラマ) Ver.2(ICSP-V2アダプタ)を紹介しました。
マイコンに書き込みを行うライタは「新しいデバイスがサポートされるメーカ純正のもの」と思っている人も多いでしょう。そんな中、マイクロチップ社が今後主力にするであろうPICライタに「PICプログラマ&デバッガ」に「PICkit 2プログラマ」があります。
この商品は現行のシリアル・ポート接続のPICSTART-Plus書き込み器から、価格を下げたUSB接続のPICライタ(書き込みアダプタ)のように見えます。商品構成としてアダプタとPICマイコンのデモ・ボードと組み合わせた「PICkit 2 Starter Kit」や「PICkit 2 Debug Express」があります。また「PICkit 2 Only」としてアダプタ単独の商品や、28ピン・マイコン用デモ・ボードなどの販売もあるようです。
各商品とも同じアダプタなので、これをここではPICkit2プログラマと呼ぶこととします。
PICkit2プログラマを使ったデバッグ機能は、商品「PICkit 2 Debug Express」で試すことができます。そのままオンチップ・デバッグできるのは、PICマイコン内にデバッグ機能をもった特定のPICマイコンに限ります。これを使ってデバッグできるのはこれからのようです。
●「PICkit 2 Starter Kit」の紹介
エレキジャック協力店でもある(株)マルツ電波 マルツパーツ館 にて「PICkit 2 Starter Kit」を入手しました。これは、PICkit2プログラマ(アダプタ)と8ピン/14ピン/20ピンのPIC対応デモ・ボード がセットになったものです。ほかにUSBケーブルとCD-ROMが2枚添付されています。CD-ROMの1枚はちょっとバージョンが古いMPLAB V7.4(最新版はマイクロチップ社ホームページにあり)と、もう1枚はPICkit 2のプログラムや説明書(ユーザ・ガイドなど)が入っています。
CD-ROMには学習用プログラムも入っており、デモ・ボードでソフト開発手順の学習や実行して試すことができます。現在の開発ツールMPLAB V7.5バージョンでは、プログラム(書き込み)のみ対応しています。
まず、PICkit2プログラマは先に述べたようにUSBインターフェースをもつPICライタ(書き込み器)です。上部にはPower、Target、BusyのLEDが見えます。
8ピン/14ピン/20ピンのPIC対応デモ・ボードは、筆者にはなじみのないPIC16F690が搭載されています。PICkit2プログラマとこのボードは、ICSP(In-Circuit Serial Programming)でデモ・ボードに接続してマイコンに書き込むことができます。書き込んだ後はそこですぐ実行できます。
PICkit2プログラマとPICマイコンのデモ・ボードとの接続は、写真に示すように一般的な6ピンのピン・ヘッダを使います。三角マークは1番ピンを表してしています。このコネクタは、図で示すようにICSP仕様のピン配置になっています。ICSPコネクタ6番ピンのAUX端子はPIC12F629/675、PIC16F630/676などを使用する際、RA4/T1G ピンに接続してクロック調整に使うようです。それ以外マイコンでは、接続しなくてよいようです(ICSP仕様のコネクタはユーザ・ガイドから転載)。
CD-ROMに含まれるソフトをインストールした時点で、PICkit2プログラマがサポートするPICマイコン一覧がREADME.TXTに書かれています。その内容は次のとおりです。ただし、今回のデモ・ボードでは8ピン、14ピン、20ピンのPICマイコンでのみ書き込みおよび動作確認ができます。現在ポピュラな18ピン・マイコンはこのデモ・ボードでは書き込めません。
PICマイコン・サポート状況一覧表(2006年3月README.TXT)
また、サポート・マイコンの最新情報は同社のWebページに掲載 されています。「PICkit 2 Development Programmer/Debugger 」 最新版にアップデートすることで、サポート・マイコンが増加します。
●書き込みソフトのインストール
それでは、実際にPICkit2の関連ソフトをCD-ROMからインストールしてみます。PICkit2説明書およびCD-ROMには「PICkit2のCDをMPLABより先に入れる」という記述があります。しかし、筆者のパソコンにはすでに最新のMPLAB7.5が入っているので、製品に添付CDの古いMPLAB V7.4はインストールしませんでした。「PICkit 2 Starter Kit」だけを添付CD-ROMを使ってインストールします。
CD-ROMを入れると、次のようなオープニング画面がでてきますので、「Install PICKit2」ボタンを押して進めていきます。
インストール最中には、とくに問題なくそのまま進めていけます。進めていくと次の画面が出て、Finishボタンでインストールが完了します
●書き込み動作の確認
インストールが完了したら、付属のデモ・ボードに搭載されたPICマイコンPIC16F690に書き込んで試してみます。インストールの結果、サンプル・プログラムが12個ほど入っており、このうちのHEXファイルを読み込んで書き込みを実行してす。
まず、PICkit2プログラマの片方はパソコンのUSB端子と付属のUSBケーブルで接続します。もう片方は三角マークと1番ピンを合わせてデモ・ボードの6ピン・コネクタに接続します。
「スタート」「すべてのプログラム(P)」から辿って「PICkit2プログラム」を実行させます。起動したらPIC16F690が搭載されているので、メニューの「Device Family」にて「midrange」を選びます。選ぶと、PICマイコンのIDが読み出され、PIC16F690マイコンが正しく選択されて、次の画面になります。
PIC16F690に書き込むプログラムは「File」メニューの「Import HEX」で、インストールされているデモプログラム読み込みます(ここではREADボタンではないことに注意)。読み込んだ後にWRITEボタンを押してマイコンに書き込みます。完了の画面「Write Successful」が出たら、マイコンへの書き込みは終了です。
書き込んだ後、そのマイコンで動作確認するには「Vdd ON」にチェック入れるとデモ・ボードに電源が供給され動作します。チェックを外すと停止します。書き込んだデモ・プログラムが動作し、LEDが点滅しました。
●8ピン/14ピン/20ピンのPIC対応デモ・ボード
今回デモ・ボードを見ていたら、8ピン/14ピン/20ピンのマイコンとも同じ配線で対応できることがわかりました。すべて1番ピン側に寄せればよいことになります。
8ピン/14ピン/20ピンのDIPサイズ・マイコンのピン配置図を示します。書き込み用の端子は、すべて上側に配置されています。
8ピン・マイコンのピン配置例 (http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/41268C.pdf )
14ピン・マイコンのピン配置例 (http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/40039E.pdf )
20ピン・マイコンのピン配置例 (http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/41262D.pdf )
従来の18ピン・サイズのマイコンは、低電圧プログラミング (LVP)のためにのPGM端子をもっているのがあります。そのPGM端子はそれぞれピン番号が異なり、複数あります。書き込み時に、それらを抵抗でGNDに落とす必要があります。
18ピンPIC用のデモ・ボードについての商品計画を問い合わせしましたが、予定はないようです。
後田 敏
タグ:
PICkit 2 Starter Kit
投稿者: yoshida 日時: 2007年04月23日 14:37 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ
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コメント (1)
Posted by: きぃたん@大阪 | 2007年05月21日 10:59
日時: : 2007年05月21日 10:59