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はてなブックマークに追加   連載 書き込み器の話題をメインにしたPICマイコンのソフト開発(3)

 数あるマイコンの中で、PICは利用者にとって公開された利用実績などが多いなど、新規に使い始められる方も敷居が低いといえます。本連載では、PICの開発にとって切っても切れない書き込み機を中心に、解説しています。

■再び、安価なPICライタの紹介

 最近、マイコン基板などが簡単に入手できるようになりました。このために「最初に使用したマイコンはPICマイコン以外」という人も増えています。そのために、「どうやら世の中はPICマイコンが多いらしい」と、PICマイコンに興味を示すようです。「PICマイコンをちょっとだけ使ってみよう」と、安価なPICライタについて、筆者の友人も質問してきました。
 今回は、ちょっとだけ使ってみようという人向けの再び安価なPICライタの紹介です。第1回目で紹介した安価なPICライタ「ICSP V2アダプタ」はエレキジャック協力店でもある、東京ラジオデパート2Fのノグチトランス2号店(日曜/月曜日、祭日は定休日)にて税込み980円で完成品が販売されています。これはアダプタですので、書き込み用ZIFソケット基板まで作ると、残念ながら予算は3,000円を超えます。
 もっと、安価で入手できるPICライタとしては、RCDライタがあります。これはハーフマット社で販売するRCDライタ組み立てキットです。

 商品は写真のように基板と部品のキットで680円ですので、組み立てることで安くできます。入手は同社のWebページからNET注文します。送料とネットバンク銀行を利用した送金手数料を加えても1,000円以内で入手できます。
 RCDライタはアダプタなしでそのまま書き込めるPICマイコンとして、次のような型番が掲載されています。別売のアダプタを使用すると、さらにサポート・マイコンは増加します。

PIC12F508、PIC12F509、PIC12F510 PIC12F629、PIC12F635、PIC12F675、PIC12F683 PIC16F54、 PIC16F627、PIC16F628 PIC16F627A、PIC16F628A、PIC16F648A PIC16F630、PIC16F676 PIC16F636 PIC16F684、PIC16F688 PIC16F685、PIC16F687、PIC16F689、PIC16F690 PIC16F818、PIC16F819 PIC16F84A PIC16F87、PIC16F88

キットで販売されているRCDライタ

●製作について
 このキットの製作は、付属の説明書を見ながら基板に部品を取りつけます。部品数が少なく、両面専用基板なので簡単に完成します。方向を間違いやすいツェナー・ダイオードは基板にあらかじめはんだ付けされています。気をつけてはんだ付けする部品は、ダイオード、LED、電解コンデンサ、ICソケットの向きだけです。あとは、半固定抵抗やD-SUBコネクタはそれ以外の位置には取りつけできませんので、とくに問題なく完成します。
 実際に動かすための説明は、サポート内容が記載されているWebの「RCDライタの製作」ページを参照するようです。PIC16F84Aを使うときの注意事項は説明書に掲載されているので、そこを見なくてよいようです。

 そのインターネット上のWeb「RCDライタの製作」ページには、
   (1) RCDライタの回路図、
   (2) 20ピンICソケットへの挿入位置、
   (3) 書き込みプログラムと対応デバイス一覧表
などサポート情報が書かれています。筆者が購入したものは、(説明書に記載がなかった)写真からすると「RCDkiteのバージョン2.5」のようです。

RCDライタの製作ページ(http://feng3.cool.ne.jp/rcd/)

 この基板で対応するPICマイコンは、8ピン、14ピン、18ピン、20ピンのものです。20ピンのICソケットにPICマイコンを挿して書き込みます。20ピンよりピン数の少ないものは1番ピンに合わせて差し込みます。つまり、マイコンとICソケットへは上に合わせます。20ピンを超えるピン数のマイコンや、ピンに互換性のないPICマイコンは別途アダプタが必要です。

5/5現在、4月20日更新のWebページ(RCDライタの製作ページ)記載のサポートに誤りがあります。16F648Aの場合、前半で説明してあるようにアダプタは必要ありません。どうやら前のバージョンの18ピンのICソケット時代の説明がまだ残っているようです。

 書き込みプログラムはフリーソフトのJDMライタ系(IC-ProgやWinPIC)のものと、フリーソフトのPICProg4Uプログラムが使用できます。これは、利用者が自分でダウンロードして入手します。
 RCDライタなどJDMライタ系の書き込みアダプタは、仕様上パソコンのシリアル・ポートを使うため、ノート・パソコンやUSBシリアル・ケーブル接続では動作しないと思ったほうがよいでしょう。基板の電源は、パソコンから供給されるので、外部電源は不要です。

●使ってみる
 このPICライタ基板とパソコンのシリアル・ポート(COMポート)は、ストレートのRS-232Cケーブルを使います。

完成品の写真と基板のICソケットに載せるICソケット 

 この基板では20ピンのICソケットがはんだ付けしてあり、8ピン、14ピン、18ピン、20ピンのPICマイコンが書き込むことができます。このICソケット部分には、別のICソケットを基板のICソケット上に差し込んで(つまり2段重ね)使用する方法を提案しています。
 これは何度もマイコンをICソケットに差し込むと、ソケットが壊れて書き込みエラーになってしまうための対策です。確かに、これならばICソケットが壊れたら、上のソケット交換すればよいので、はんだ付けした基板のICソケットは長持ちします。
 筆者の場合、上に乗せるICソケットは18ピンのを使い、未使用ピンは下のICソケットに刺さないように折り曲げ、絶縁しています。この18ピンICソケットは1番ピンを基板の20ピンICソケットの1番ピンに合わせ、シフトしてさします。ICソケット10番11番ピンには差しません。

ICソケットにもう一つ重ね、その上にマイコンを乗せる

 書き込みは、先の第1回でレポート「ICSP V2アダプタ」でも使用した18ピンのPIC16F648Aマイコンに書き込んでみました。とくに問題なく、書き込み完了です。ここで試した書き込みプログラムは、第1回「ICSP V2アダプタ」でレポートしたIC-Prog(V1.05D)を使用しました。
 まったく同じ操作で、エレキジャック誌No.1に掲載の岩塩ランプ・プログラムがマイコンに書き込めます。

●USB接続のPICライタ
 現在、パソコンにはシリアル・ポートのないものが多くなっています。同社では、USB接続の安価なPICライタも販売しています。予算に余裕があるならばUSB接続のPICライタを推奨しています。このPICライタはオリジナルの書き込みプログラムを使用します。このUSB接続のPICライタは18Fマイコンをサポートしているようです。
 PICライタはエレキジャック誌No.2に製作記事がありますので、それを製作するのもよいでしょう。



後田 敏

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投稿者: yoshida 日時: 2007年05月17日 09:31 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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