Arduino Duemilanoveのハードウェア
 Arduino DuemilanoveのDuemilanovは2009の意味だそうです。スイッチサイエンスのホームページでArduino Duemilanoveの説明が翻訳されています。Duemilanovの読みはArduino DuemilanoveのWebページで聞くことができます。「デュミラノーベ」と聞こえましたが、読み方は保証のかぎりではありません。Webにアクセスして聞いてみてください。アクセスしたページの一番下にListen to the nameの項目があります。WAVをダブルクリックするとメディアプレーヤが起動してArduino Duemilanoveをイタリア?の女性の声で読み上げてくれました。

Arduino Diecimila とDuemilanoveの外観の違い
 Arduino DicemilaDuemilanoveの違いは、USBからの電源と外部電源との切り替え方法だけです。次に示すDiecimilaの左側のUSBコネクタの下に、電源切り替えのピン・ヘッダあります。

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ピン・ヘッダ:接点を開放にしたりショートすることで、機能を選択できるようにしたもので、プリント基板ではよく使われる。また、2から8ピンなどのコネクタと接続できるような目的で使われることもある。

 わかりやすいように、横から撮った写真を次に示します。四角いUSBケーブルを接続する標準Bレセプタクルと呼ばれるコネクタの横にピン・ヘッダが見えます。3本のピン・ヘッダですが、ここでは、USBから電源を得ていますので、USB側の2本のピンは黒いジャンパ・ピンがセットされている状態です。DCジャック側は、ピンのみ見えます。


adr080030.jpg Arduino Diecimilaの場合は、このように、USBケーブルからの電源を、DCジャックからの電源に切り替えるときケーブルの差し替えとジャンパ・ピンの変更が必要になります。


adr080040.jpg Arduino Duemilanove の場合、電源の切り替えは自動で行うので、電源切り替えのためのピン・ヘッダはありません。

外部電源の電圧
 外部電源は7V~12Vが推奨範囲となります。6Vから20Vの範囲が電源入力範囲になっていますが、7V以下では電圧不足で動作が不安定になる可能性があります。12V以上の電圧になるとレギュレータの発熱が多くなり基板の温度が上昇しますので、電源は推奨範囲内で使用するようにします。
秋月電子通商の通販で9V-2Aの安価なスイッチングACアダプタが入手できます。もしくは、ニッケル水素充電池を6本使用して7.2Vの電圧を得ます。
 電源の切り替え以外の仕様はDiecimila、Duemilanove共に同じことが書いてありました。
 したがって、これ以後Duemilanoveとして説明しても同じことがDiecimilaにも適用できます。

LEDを点滅させるディジタル・ポートについて
 家庭の電灯線や、テーブル・タップなどに流せる電流に制限があるように、LEDを点滅させるディジタル出力ポートにも流せる電流の大きさに制限があります。5Vの電源で最大40mAの電流を流すことができます。
 Arduino Diecimila、Duemilanoveのディジタル・ポートの13番が、LEDを点滅させるポートとして用意されています。また、この基板内で、LEDが電流制限抵抗経由でディジタル・ポート13番に接続されています。ですから、前回の実験のように外にLEDをつながないでも、基板内の小さなLEDを利用してLEDの点滅テストを行うこともできます。

Arduino Duemilanove 
 プリント基板の両サイドにヘッダが並んでいます。これらの黒いヘッダとマイコンのピンが接続されていて、次に示すように、上のヘッダにはAREC(基準電圧。後で説明)、グラウンド、ディジタル・ポート13~0、下側のヘッダには、リセット、電源、アナログ入力0~5が用意されています。


adr080020.jpg今回はこのうちディジタル・ポート13について説明します
 Diecimilaの前のArduino NGのボードでは、次の回路に示すように、ディジタル・ポート13(J3の6)は抵抗R13、R7を経由してマイコン(IC1)の19番に接続されています。Lは基板内蔵のLED。ヘッダの6番のディジタル・ポート13はマイコンに抵抗経由で接続されています。そのため、ヘッダの6番と7番にLEDを挿し込んでテストすることができました。

 

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Arduino NGの回路図(部分) Arduinoのホームページより

Diecimila、Duemilanoveのディジタル・ポート13は直接出力
 上記のArduino NGではディジタル・ポート13は抵抗経由で出力していましたが、Diecimila、Duemilanoveのディジタルポート13の出力は、次の回路図に示すようにマイコンのピンからの出力が直接出力されています。そのため、連載(6)で行ったようにブレッドボードに電流制限抵抗を用意してLEDを接続し必要以上の電流がLEDに流れないようにします。


adr080060.jpgArduino Duemilanoveの回路図(部分) Arduinoホームページより

 ArduinoのホームページでもLEDの接続のボードによって電流制限抵抗が必要になるとの説明がありましたので、回路図でその違いを確認しました。

 回路図については、家庭のブレーカが飛んだとき、どの配線で容量がオーバーしたか確認するときのように、家の配線図を見てどことどこが同じブレーカにつながっているかを探しているようなものです。少しずつ説明しますので気楽に考えていてください。

<神崎康宏>

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