何かしたい人なら誰でも使えるマイコン、Arduino
 ベランダの水耕栽培で収穫したカボチャでカボチャのお化けを作りました。カボチャの中のLEDを点滅しているのはArduinoと呼ばれるマイコン・システムです。
 このArduinoを利用すると、とくにコンピュータの専門的な知識がなくても簡単にこのような仕組みを作ることができます。

 ここでは、手前のArduinoの基板とPCをUSBのケーブルで接続し、LEDを点滅するプログラムをPCから送り込み、カボチャの中のLEDとArduinoの基板を蓑虫クリップ・コードで結んでいます。

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制御もマイコンで
  水耕栽培のために、汎用タイマIC555を利用して作った水耕栽培の循環ポンプのコントローラを作りました。

 連載 水耕栽培のための循環ポンプ

 エレキジャック No.6 水耕栽培を始めよう

 このコントローラの代わりにArduinoを利用してみようと、少し調べてみました。

 今まで、エレキジャックでも、PIC、AVR、MCS08、78Kなどといろいろなマイコンを取り上げ、使いこなすための説明をしています。そして、その説明は個々のマイコンの特徴を生かし能力を十二分に引き出すための、どちらかといえばマイコンよりの説明に重きが置かれています。

 しかし、今回から取り上げるArduino Diecimilaは、温度や光や加速度のセンサ、スイッチなどの入力を得て、その入力に応じてLEDや照明の点灯、消灯またはモーターのオン/オフなどの制御を行うための便利な道具を目指しています。

 そして、この道具を使うためには、コンピュータの専門的な知識は必要ないように工夫されています。大きさも次に示すように手のひらに乗る大きさのボードを中心に、いろいろなパーツを組み合わせて新しいものが創造できます。

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フィジカル・コンピューティング
  また、最近は従来のコンピュータにおけるキーボード、マウス、ディスプレイなどの入出力の型どおりの体系を打破し、人の動きや実世界(フィジカルな世界)の動きを受けてその空間に明かりを灯したり、物を動かしたりなどの働きかけを行うメディア・アートの分野で、アーティストやデザイナなどが活用できるシステムが提案されています。

 このフィジカル・コンピューティングの主要なシステムの一つとして、Arduinoのシステムが広く使用されています。

マイコンを利用してやってみたいことを実現することを目的にする
 今パソコンを使用して、文章を書いたり、写真やビデオの編集を行っている人は、コンピュータのCPUの仕組みの細かいことなど知らなくても、書きたいこと、作りたいものがあるから良いものができるのです。

 したがって、これからは、どうやって光らせるか、明るさはどうやって知ることができるのか、動いたことを知るにはどうしたらよいのか、自分の好みの順番で動かすためにはどうしたらよいか考え説明します。

着ることのできるコンピュータ
 ウェアブル・コンピュータとして、次に示すように衣服に縫い付けることのできるコンピュータ、(LilyPad Arduino)も発売され、東京藝術大学でも公開講座でフィジカル・コンピューティングを取り上げています。


ard0100030.jpg はんだゴテの代わりに、針と糸でコンピュータのシステムを作り上げることのできる時代になりました。
 この連載では、今までと少し視点を変えて、何か創造的な「ものづくり」のためのマイコン・システムの使い方を考えます。

 次回から、次に示す内容で説明します。

連載(2)Arduinoで何でも制御 Arduinoを使うための準備(1)
   最小限のハードウェアを揃える(PCを除く)
   として、Arduinoのテストに必要なハードウェアの入手先、その他テストに必要な
   最小限の部品などを説明します。
連載(3)Arduinoで何でも制御 Arduinoを使うため準備(2)
   Arduino IDEのインストール
       Arduinoのプログラムの作成、ボードへプログラムを書き込むためのArduino IDEと
   呼ばれるソフトウェアの入手方法およびインストールについて説明します。
連載(4)Arduinoで何でも制御 Arduinoを使うための準備(3)
   Javaの確認、セットアップ、USBドライバのインストール、
   Windows VISTAでArduino IDEを起動したときに起きることのあるトラブルの
   対応方法を説明します。
連載(5)Arduinoで何でも制御 Arduinoを使うため準備(4)
   USBドライバのインストール
   PCとArduinoボードを接続する時に必要になるUSBドライバの導入方法を
   WindowsXP、Windows VISTAの場合に分けて具体的に説明します。
連載(6)Arduinoで何でも制御 Arduinoを使うため準備(5)
   まずは、Arduinoを動かしてみる
   ここで、Arduinoのボードにサンプル・プログラムを書き込みます。
   書き込んだプログラムを動かしLEDを点滅してみます。ここでArduinoが動きます。

 少し先が、長いように感じるかもしれませんが、PCの操作に自信のない方でも困らずArduinoを動かすことができるようにArduino IDEのインストールについて、初めての方でも戸惑わないようにできるだけ表示画面を提示し、対応方法も示していく予定です。

 そのため回数が多くなっていますが、アプリケーション・ソフトのインストールになれている方なら、連載(3)から(5)は確認だけで、連載(6)に直ぐに進むことができます。
 また、わかりにくいこと、質問がありましたら、この下にあるコメントでお問い合わせください。お待ちしています。

神崎康宏

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このブログ記事について

このページは、kanzakiが2008年11月 4日 11:07に書いたブログ記事です。

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