第2回 Pepperを組み立てよう-1

Pepper-in-action.jpg
【写真1】動作中のPepper

【Pepperの仕様】
 Pepperは世界最小のGainer互換デバイスです。といっても、互換デバイスはまだそれほどたくさんあるわけではありませんが。
 小さな基板の片側に設けたUSBコネクタはケーブルにそのままつなぎ、もう片側の6ピン・コネクタはブレッドボードに挿し込むことができるように設計させています。6ピン・コネクタ別の基板に挿し込むことも可能です。
 Gainerは、PCのプログラムからアナログ/ディジタルの入出力の組み合わせモード(またはコンフィグレーション)を指定する必要があります。PepperもGainerと同じくモードを指定する必要がありますが、制御するピン数が4ピンと少ないため、3モードのみを指定することが可能です。

【表1】 Pepperのモードと入出力ピン
table01.png 利用頻度を考え現在の設計では、4ピン全部を入力にしたり出力に割り当てるモードはありません。またディジタル入力はありませんが、アナログ入力で代替えすることが可能です。
 モード1で2個のアナログ出力がありますが、これは、Gainerと同じでPWM(パルス幅変調)による疑似アナログ出力です。約1kHzの周波数で幅の異なるパルスを出力していますので、もし平坦な電圧が必要であれば、ローパス・フィルタを付ける必要があります。LEDを点灯するだけであれば、そのまま接続しても問題ありません。

 利用するモードを決定し、それにあわせてピンにつなぐハードウエアを設計する必要があります。

【回路図】
 回路は非常にシンプルです。部品点数も12個と少ないので、初心者にも簡単に組み立てができるのではないかと思います。
pepper-schematic-trim.png【パーツ・リスト】
 入手の難しいパーツは使っていません。通信販売や秋葉原でそろうはずです。
 なお、 マイコンのATTiny45は買って来たままだとプログラムされていませんので,AVRプログラマを使い自分でプログラムする必要があります。プログラム方法につい てはコラム(次回掲載)を参照してください。
 また、もし入手可能であればTiny85を購入することをお勧めします。現在のPepperは容量がいっぱいでこれ以上拡張の余 地がありません。Tiny85であれば倍の容量が使えるので余裕があります。今後、Tiny85を使って機能を増やしたプログラムを提供する予定です。
 ファームウエアや回路図、ソース・コードなどの技術情報は、筆者のホームページからダウンロードできます。http://web.mac.com/kuwatay

【表2】 Pepper パーツリスト
table02.png Ginger/Pepperはキット化を予定しています。パーツ集めが面倒な場合には利用してください。
 販売が開始されましたら、ここで紹介たいと思います。

【組み立て】

 セオリに従って、背の低い部品からはんだ付けしてください。Pepperの基板は小さいので、クリップや「第三の腕」などではさんむと作業しやすいと思います。
 ダイオードとICソケットは向きがあります。6ピンのコネクタは、あらかじめナイフでストッパを削っておくとブレッドボードに挿し込みやすくなります。ただし、ストッパを削ると端子が向き出しになりますので、くれぐれもショートなどには注意してください。
 部品数が少ないので、慣れた人なら15分もかからずに完成すると思います。

【写真でみる組み立てかた】

00 Tools.jpg
使用した工具類

    組み立てに必要な道具です。はんだゴテ、ニッパー、ラジオ・ペンチ、ピンセット、第三の手、はんだ付けチェックにテスタも使いました。

01 All Parts.jpg
使用する部品

 全パーツを並べてみました。9種類(合計12個)と非常に部品数は少ないです。
 次回、組み立てます。

 Gainerに関しての書籍;
 一時的に入手できなくなっていましたが、現在、オーム社から再発行されています。
 +GAINER 著者:GainerBook Labo + くるくる研究室 著
        定価:3990円(本体3800円+税)


 





桑田喜隆


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