ソリッドステート・リレーのAC側のリード線の接続
 ソリッドステート・リレーのAC側のリード線もソリッドステート・リレーの基板にはんだ付けします。

 ACコード(100V交流)との接続は、次に示す差込形ピン端子で行います。この端子は、0.75から1.25mm2の撚り線対応のピン端子(写真左の赤色)です。ホーム・センタで朝日電器製のものを購入しました。

adr270010.jpg

 ACコードにも、2本ある片方の途中を切断して差込型ピン端子を接続します。

 この差込型ピン端子はPCF-1.25とPCM-1.25の雌雄のタイプがあります。ACコード側、ソリッドステート側それぞれ雌雄のピン端子を圧着しました。

 

adr270015.jpg このピン端子の圧着には、次に示す圧着ペンチが必要になります。電力を扱う配線には必要になります。ホーム・センタで、2000円くらいで購入できます。

 

adr270018.jpg

 圧着ペンチや差込型ピン端子が入手できない場合は、テーブル・タップなどのACコードの途中を切断し、ピン端子を圧着する代わりにソリッドステー・トリレーの基板にはんだ付けします。

 

 

adr270020.jpg 複数の機器を同時に制御する場合はテーブル・タップを使用しますが、制御対象が通常一つですので延長コード使用しました。

 

adr270030.jpg動作確認をブレッドボード上のArduino MINIで行う
 ソリッドステートの制御を行うポートを、ディジタルポートの4番に設定します。スケッチの主要な部分は次のようになります。
 温度制御の設定値を与える半固定抵抗の設定値をアナログ入力ポート、portprt(2番)から読み取った値を変数valにセットします。

 次に、温度センサの値を読み取り、mVの単位に変換します。この値が0.1℃刻みの温度の表示となります。

val = analogRead(potprt); // Anlog入力ポートから半固定抵抗の設定値を読み込む
val2= analogRead(tempprt); // LM35DZからの温度のデータを読み取る
vtemp=(4.9*1000/1024)*val2; // 読み取った値をmV単位の値に変換する

 valの値と温度の値vtempの大小を比較し、ソリッドステート・リレーのオン/オフを、次に示すように行います。


if (val > vtemp)
{ analogWrite(ledprt,255); // Analog出力ポートにLEDの点灯データを出力
digitalWrite(4,HIGH);} // ソリッドステートリレーをオン
else
{ analogWrite(ledprt,0); // LEDの点灯をオフ
digitalWrite(4,LOW);} // ソリッドステートリレーをオフ

 プログラム開始からの経過時間、読み取った各変数の値、計算して得た温度、ソリッドステートリレーのオン/オフの状態を、シリアル・プリント命令でPCのArduino IDEに送信しています。
 PCとUSBケーブルで接続し、Arudino IDEのツールバーのSerial Monitorのアイコンをクリックすると、これらの値がモニタ(PCに表示)できます。valの値をPCのモニタ画面で確認しながら半固定抵抗を調整して、オン/オフ制御の設定値温度の10倍の値にします。

Serial.print(millis()/1000); // ms単位の経過時間を秒単位にして表示
Serial.print(" val=");     // わかりやすいように変数の見出しを追加
Serial.print(val);   // 半固定抵抗から読み取った値を出力、10進表示の文字列で出力される Serial.print(" val2=");   // データの区切りのためのスペースを出力
Serial.print(val2);      // センサから読み取った値を出力
Serial.print(" temp=");   // 温度の見出し
Serial.print(vtemp);     // mVに変換した値、0.1℃単位の温度表示を転送
Serial.print(" Power ");   //
Serial.print(digitalRead(4)); // 
Serial.print(" monitor");   //  モニタ・データを示すmonitorの文字列を出力
Serial.println();                 // 改行、行送りを出力
delay(1000);          //  時間待ち、ここでは1秒待っている

 スケッチは次のようになります。コンパイルしてアップロードしてください。

 

adr270040.jpg スタンドなどの電球の照明をソリッドステート・リレーのACケーブルに接続して、所定の温度でスタンドの点滅が行われるかを確認してください。スタンドのスイッチは入れておきます。
 設定値を300くらいにしておき、センサを冷たい水につけた後、指でつまむかあったかいお湯に浸けるなどしてスタンド点滅が期待通りか確認してください。

 次回は、追加の回路をブレッドボードからSparkFunのプロトシールドの基板に組んでみます。少しはんだけが必要になりますが、もう慣れていますから大丈夫です。
<神崎康宏>

 ACコードの接続方法がわからない方は、コメントで質問をしてください。


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