縫って配線するおよび雑誌記事のフォロー
前回針通しを使って導電性の糸を通しました。刺繍、縫製はボタン付けと異なって、1本の糸で縫っていきます。糸の終端の処理についてもいろんな方法が用いられています。これらの技法については次回以降具体的に説明します。
今回は、誰でも経験があり、見慣れたボタン付けの方法によった、エレキジャック4月号の特集のChapter12 縫い付けて光らせるストールとカバンについて説明します。
結び玉作り方
刺繍の手引きには、糸の通し方も次に示すように、糸を折ってその山形になった部分を通すように説明されています。糸通しを利用するとこの通し方になります。このようにして糸を通すと糸先がばらばらになることがありません。普通の縫い糸の場合は糸先がほつれても切ればきれいにそろいます。
しかし、刺繍糸の場合は長さが決まっていますので、不必要に切ると長さが足りなくなりそうです。
この導電性の糸は上に示すように、折っても折り目がつかずほつれやすく、しなやかさがなくて扱いにくいものなのは確かです。
糸を人差し指に2回巻きます。糸をよじって糸先を輪の中を通して引っ張ると結び玉ができます。結び玉を大きくしたいときは、回数を少し増やします。しかし、この方法では糸玉を大きくしても形の良いものができませんので、フレンチナットなど刺繍の技法を用いて形の良いものを作ります(次回以降)。
この糸を、針で基本的な配線を行う
導電性の糸が少し硬く、撚りがほつれやすいので、学校で雑巾を縫ったときのように、ひと針ひと針刺していきます。糸がよじれるとそろわないので、一針刺しては糸目をまっすぐにそろえ、また一針刺しては糸のよじれをなおしというふうに縫い進めていきます。
そのように絶えず糸の張り具合と目のそろいを確認しながら縫っていくと、次のように完成します。
端子の接触不良と導電性の糸の抵抗値の増大
LilyPad Arduinoのチュートリアルで端子の接続について長期間使用していると経時変化による端子や導電性の糸の酸化皮膜形成による抵抗値が増大し、マイコンボードに供給する電源電圧が低下し動作中にマイコンボードがリセットされることがあるとの注意書きがありました。今回、配線を2本にして抵抗値を下げています。
実際、LilyPadのマイコン・ボードの端子を蓑虫クリップで挟んでも、鋏み方によっては導通しない場合がしばしばあります。これらの対策についても今後テストしてみます。
次回は、端子の接続などの具体例について説明します。


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