Arduinoを使った工作を助けるツールArduinoConfArduinoMonitorのうち、ArduinoMonitorを紹介します。

Arduinoで電子回路をテストするArduinoMonitor
 Arduinoにつなぐ回路を作ったときに動作を確かめるためには、どうしたらいいでしょうか。テスタを使うのも一つの方法ですが、Arduinoを使ってもよさそうです。そこでArduinoMonitorを作ってみました。ArduinoとPCをつないで、PCの画面上でArduinoの各ピンの様子(ディジタル入力ならLOW/HIGH、アナログ入力なら数値または電圧)を確かめ、マウス操作でディジタル出力(LOW/HIGH)、アナログ(PWM)出力、ラジコン・サーボの角度を変えて動作を確かめられます。また、各ピンの入出力をグラフで見ることもできます。

Arduinoにアップロードするスケッチ
 ArduinoMonitorを使うには準備が必要です。ArduinoにPCと通信するためのスケッチ(Firmataライブラリ)を書き込みます。スケッチはhttp://n.mtng.org/ele/arduino/arduinomon-j.htmlからダウンロードします。Arduino IDEに付属のものを少し変更してあります。主な変更点は、Arduinoの電源を入れたときに13ピン(LEDのピン)以外をを入力(ディジタルまたはアナログ)に設定していることです(付属のものはLを出力)。

ArduinoMonitorを使って見る
 Firmataライブラリを書き込んだArduinoとPCをつなぎ、ArduinoMonitorを起動します。ウィンドウ:

am01.png

が表示されるので、右上のプルダウンメニューからArduinoのシリアル・ポートを選び、Connectボタンをクリックします。ArduinoのTX, RX LEDが点滅を始め、ウィンドウに各ピンの値が表示されるようになります。Disconnectで通信を終了します。左上のshow in voltageにチェックを入れるとアナログ入力の数値が電圧[V]になります。

am02.png

 Arduinoの、2ピンにスイッチ、3ピンにLED、7ピンにラジコン・サーボ、A0ピンにCdSををつけてみます。2ピンをディジタル入力(DIN)、3ピンをアナログ出力(PWM)、7ピンをラジコン・サーボ(RC)、13ピンをディジタル出力(DOUT)、A0ピンをアナログ入力(AIN)にします。

am03.png

 スライダやボタンを操作すると LED の明るさやラジコン・サーボの角度が変わります。



  Graphボタンをクリックするとピンの変化がグラフになります。横軸の1ピクセルは0.1[s]に相当します。CdSを手で隠すと電圧が変化しているのがわかります。Save PNGボタンでグラフの画像を、Save CSVボタンで値を保存できます。Stopボタンでグラフの更新を一時停止します。

am04.png

ArduinoMonitorのその他の機能
 Arduinoの入出力ピンの設定を保存・読み込みができます。それぞれSave/Loadボタンをクリックします。右下のShow codeボタンをクリックすると、現在のピンの設定になる、Arduinoのスケッチが表示されます。Start Logボタンをクリックすると、値の記録(CSV形式)を開始します。

ダウンロードとインストール
 ArduinoMonitorとArduinoに書くスケッチはhttp://n.mtng.org/ele/arduino/arduinomon-j.htmlからダウンロードします。NET Freamwork 4 のインストールが必要です(PCに1回インストールすればOK)。マイクロソフトのサイトからダウンロードができます。Arduino IDE 0022で動作を確認しています。

おわりに
 ArduinoConfとArduinoMonitorが工作のお役に立てれば幸いです。アップデートは上記のURLで公開する予定です。

(光永 法明)

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