ArduinoM0の電源の構成を調べる
 Arduinoのボードへの電源の供給は次の二つの方法で行われています。
(1)USBポートより5V、500mAまでの電源の供給を受ける。
(2)AC-DCアダプタなどの外部電源からの供給をDCジャックより受ける。
  この場合は、Arduinoのボード内のレギュレータで5Vの安定化電源としています。

Arduino Unoの場合
3.3V電源
 ArduinoUnoの場合は,3.3Vの電源は5Vの電源からLP2985-33のシリーズ・レギュレータで3.3Vの電源を得ています。このLP2985-33は最大150mAの出力電流ですが、ボードの3.3V端子から取り出す電流は50mAとArduinoUnoの仕様に表示されています。

5V電源
 DCジャックで外部電源は、1117-50の3端子のLDOシリーズ・レギュレータで5Vの安定化された電源になっています。5V電源はもう一つUSBケーブルで供給される電源もあり、自動的に判別されます。


M0050005.jpg

ArduinoM0の場合
3.3V電源
 5V電源から電圧降下型のスイッチング電源MPM3810-33で3.3Vの電源を得ています。スイッチング電源を利用していますので,小型で効率の良い電源となり,出力電流もピーク時1.2Aとなっています。ArduinoM0はオペレーション電圧が3.3Vですので,必要な電力を供給できるようになっています。固定出力でインダクタンスを内蔵したスイッチング・レギュレータが搭載されています。

5V電源
 DCジャックからの外部電源はMPM3610のインダクタンス内蔵のスイッチング・レギュレータICを利用して5Vの安定化電源を得ています。このスイッチング・レギュレータもピーク時には1.2Aの出力電流を得ることができます。


M0050010.jpg

ArduinoUnoからArduinoM0になって変わったもの
               Arduino Uno       ArduinoM0
操作電源             5V           3.3V
電源の入力電圧        7-12V         6-15V
入出力端子の入出力電流  20mA          7mA
オンボード・レギュレータ シリーズ・レギュレータ スイッチング・レギュレータ

 ArduinoM0に変わって、操作電源が3.3Vになり、各入手力端子が多くても7mAまでしか流せなくなりました。そのため、今までArduinoUnoなどで利用していた5V電源のデバイスは直接接続できないものがあります。それぞれ仕様を確認する必要があります。
 ArduinoUnoなどではDCジャックから電源を供給している場合,発熱が多く気になっていました。オンボードのレギュレータがスイッチング・レギュレータになりましたので,ボードがあまり熱くならないことを期待しています。
 ArduinoUnoなどでは3.3Vへの供給が50mAまでで、周辺回路で3.3Vが必要な時電源に不安がありましたが、ArduinoM0では少し安心して3.3Vの回路に電源を供給できます。
 電源の確認ができましたので、次回はLEDを点灯するために10から20mAの電流を流す
ことを考えてみます。

<神崎康宏>


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