
電子工作の必須アイテムの一つにテスタがあります。筆者の年代ではテスタはメータの振れ具合で直感に状況が把握できるアナログ・テスタに捨てがたい思いがあります。しかし、最近のディジタル・マルチテスタの精度の向上、機能の豊富さには重宝しています。
この数年、新しい電子工作の本を執筆するに当たって、多機能のディジタル・マルチメータは大活躍しました。測定もPCに接続して0.5秒ごとに太陽電池の発電量をモニタし、その結果を記録して1日の発電量の変化をEXCELでグラフ化するまでになりました。
今回のシリーズでは、テスタをはじめて使う時の注意事項、基本操作から、電子工作のそれぞれの場面での具体的な測定場面の例を示しながら説明します。後半では、PCと連動した自動計測も行ってみます。昔、苦労して作った会社の分析室の自動計測の仕組みが簡単に再現できたのには少々びっくりしました。
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アナログ・テスタでは、20年以上まえですが、電流測定中に誤って電圧を加え電流測定用の抵抗を焼損したことがあります。メーカの日置電機の秋葉原サービス・ステーションにもって行き修理をお願いしました。修理の代金より秋葉原までの交通費のほうが高くなりました。
ディジタル・マルチメータの場合はアナログ・テスタの保護回路に比べ大幅に強化されています。それでも昨年、電流レンジに設定したまま電圧を加えヒューズを飛ばしてしまいました。今回はディジタル・マルチメータを安全に使うための方法を調べてみました。
続きを読む "連載 電子工作でテスタを安全に使うためには (第2回)" »

今回は、ディジタル・マルチメータで電圧を測定してみます。ディジタル・マルチメータの電圧測定は次のようになります。
◆セレクタを電圧測定に設定する。
◆テスト・リード線の先端を電圧測定ポイントに当てる。
測定ポイントにはテスト・リードをしっかり固定してしばらく待ちます。テストするポイントに触れた当初はとんでもない値が表示されるときもありますが、少し待つと、表示窓の変動していた値が落ち着きます。落ちついたところで値を読み取って電圧測定を終えます。
●乾電池の電圧を測定してみる
乾電池の測定は最初の図に示したように、乾電池のプラス、マイナスの端子にテスト・リード線の先端を当てると、そのときの電池の端子の電圧が計れます。PC5000では1.5771と0.1mVまで5桁の表示で安定します。0.1mVの表示では、電池の消耗に応じて少しずつ電圧は低下していきます。
このように、電圧測定はいたって簡単ですが、実際の測定では不思議なことが起きることがあります。
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