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キットも電子工作の入門ツール 連載(1-1)

電子工作の材料を探しながら、おもちゃ売り場や街を歩いてみました。トランジスタやICでモータをコントロールしているキットが思いのほか多く見つかりました。

次の二つの写真は、同じライン・トレーサですがトランジスタ回路のものと、マイコン回路での制御のものです。見た目もいろんなデバイスが載っかっていて楽しそうです。

linetracer

トランジスタ制御のかたつむり
左側の角のあるかたつむりのライン・トレーサは、5個のトランジスタと二つの赤外線センサによる制御回路で、調整に少し手間取りましたが、1cmくらいの幅のしっかりした黒いラインを引くとその後トレースしてくれます。

かつて工場の原材料倉庫から製造現場へ、このライン・トレースの制御方式による自動搬送装置が原料を運んでいました。それが、20年もたつとおもちゃにもなってしまいました。このおもちゃは1800円で購入しました。

マイコン制御のライン・トレース・マウス
右側のマウスはカバーを外していますが、ねずみのマウスです。駆動はかたつむりと同じで、モータで左右の車輪をそれぞれ駆動しています。そのため、ハンドルなしで左右のモータの回転方向を制御することで進行方向を決めています。マイコンはEM78P156ELPという型番の中国製のマイコンのようです。18ピンでPICの16F648などと入出力、クロックとのピンの基本機能は同じようです。PICと差し替えて動くか試してみるつもりです。
 基本的な機能の構成はかたつむりと同じですが、赤外線センサは3個、音を検出してスタートするなどマイコン搭載の効果が伺えるものです。しっかりした基板に、部品の配置も分かりやすく印刷されはんだ付けも体験でき、ほぼ確実に動作しますのでとても楽しいおもちゃです。

好奇心旺盛な少年は中身の動きが気になります
これらのおもちゃは単に動かして満足するだけではもったいないので、機械式の目覚まし時計を昔ばらしてしまったように、この不思議な動きをするかたつむりやねずみを分解して、動作の仕組みを解明していくことにしましょう。
トランジスタ回路をマイコン回路に変更して機能アップを図るなど、いろんな遊びもできそうです。



神崎康宏

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