秋葉原の秋月電子通商に、東芝のTA7252APを使ったモノラルのオーディオ・アンプ・キットが販売されていたので、購入し製作しました。
このキットは専用基板が付属しています。組み立ては部品数が少ないので簡単にできます。このキットからは「マイク・アンプ装置」や「2個でステレオアンプ」を作ることができる、と書かれています。ただ、ステレオはステレオ用アンプ・キットとして別の商品が販売されています。
これを作った個人的な理由は、マイコンの出力する音がちょっと小さかったので、アンプで大きな音を出したかったからです。
このオーディオ・アンプ・キットの付属ドキュメントは秋月電子のページのpdfファイル形式で見ることができます。
(1) どのようなキットか
このキットを製作すると、5.9W出力の東芝製低周波電力増幅用IC(TA7252AP)を使ったオーディオ・アンプ基板のみが出来上がります。実際に動かすには、スピーカなど外付け部品が必要です。
基板のオーディオ入力端子は、ライン/モニタ/イヤホン出力などから各種対応します。出力端子には2Ω以上のスピーカが必要で、負荷4Ωでは5.9W出力と書かれています。
動作電圧は9V~18Vと広範囲で、電流は300mA~1.5Aです。完成基板は次のようになります。これに電源、スピーカを接続して音を入力します。

完成基板の写真
(2) キットの内容
キットに付属する部品は基板に載せるものだけです。その部品は専用基板、モノラル・オーディオ・パワー・アンプIC(TA7252AP)、ヒートシンク、コンデンサ、抵抗器、入力レベル調整用ボリュームなどからです。ICとヒートシンクを取りつけるためのネジもついています。購入して最初に、すべての部品が所定の数量あるかを確認しましょう。
製作手順などは付属する説明書(A4サイズ両面1枚)に書いてあります。
パーツの写真

説明書
先に述べたとおり基板の動作確認するためには、完成した基板と接続する外部部品を揃える必要があります。まず、接続するスピーカは2Ω以上のものを準備します。
入力端子には同様にラジオ/テレビから取れるようにイヤホン・プラグを準備します(これは入力源にあわせて準備ください)。
動作確認用としての電源は006Pタイプの9V電池を使うことにします。そのため電池スナップと9V電池を準備します。実際はDC電源(9V~18V)でもかまいません。
製作説明ではケース入りスピーカを使用し、その使って中に基板を入れることにしています。スピーカ・ボックスはパソコン用のを使用しています。最近のパソコン用スピーカはUSB経由になっているものもありますが、今回使用するのはそれではなく、旧式のパソコンのオーディオ端子に接続するタイプのものです。
通常、パソコンに接続するスピーカ・ボックスは2個セットで売られています。ここで使用するのは中にアンプが入っていないほうです。筆者の場合、たまたまアンプなしの手持ちのスピーカが片方だけあったので、それを利用しています。
使用したスピーカ・ボックスのスピーカは、イヤホン・プラグが付いています。最初の動作確認用の基板には、その接続端子としてモノラルのイヤホン・ジャック準備します。スピーカ・ボックスのケーブルは後でカットして使うことになるので、無理に準備しなくても直付けでもかまいません。
プラグ付きスピーカ(使ったのは4Ω-2W) モノラル・イヤホン・ジャック(出力用)==テスト時のみ イヤフホン・プラグ(入力用)==テスト時のみ シールド線 DC電源(9V~18V)または電池スナップと006P電池
第2回は実際に基板を製作します(続く)
