前回提示したモータ制御回路を、、実際に2回路ブレッド・ボード上で組み立て自走車を走らせてみます。
今回は、秋月電子通商で購入したEIC-801Tを使用してテスト回路を組み次の写真のように自走車の上に載せました。
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●モータ用電源
モータの電源は乾電池2本用の電池ボックスをユニバーサル・プレートにビスとナットで固定します。TA7291Pでモータの制御を行う場合、実際に確認しますがスイッチング素子の電圧ロスがあります。そのため、モータの電源としてニッケル水素電池を使用する場合、モータに加える電圧を1.5V確保できない場合が生じる可能性があります。その場合は3本用の電池ボックスを使用します。
ここでは、2本の電池ボックスを使用しています。
●制御回路電源
制御回路電源は、ツインモータギヤボックスをセットした下段のユニバーサル・プレートに単三3本の電池ボックスを用いたので、単三のアルカリ乾電池の場合は4.5Vとなります。この電源にニッケル水素電池を用いる場合は3本では3.6Vです。
この3.6Vでは、TA7291Pの制御回路電源電圧範囲4.5V~20Vの範囲に入りません。そのため、単三4本の電池ボックスを用いて、4.8Vの制御回路への供給電圧を確保します。
●ブレッド・ボード上の制御回路
実際のブレッド・ボード上の、TA7291Pの接続をより拡大して示します。左右の駆動モータに対して同じTA7291Pによる制御回路を二つ載せてあります。
・モータへの接続
OUT1(2)、OUT2(10)には、モータの電源用リード線にジャンパ・ピンをはんだ付けして、ブレッド・ボードに差し込みます。
・制御入力
モータの回転方向、駆動、停止、ブレーキのための入力はIN1(5)、IN2(6)は、10kΩの抵抗で制御電源のプラス電源(VCC)に接続し"H"(1)の入力状態にします。両方の入力が"H"(1)の場合出力はともに"L"に接続されモータへの電源の供給がとまり、モータが回転している場合発電機となりモータの出力電流はともにGNDに流れブレーキとして制御されます。
・入力の制御はジャンパ線で
実際は、このIN1、IN2にはマイコンなど、ほかの制御回路の出力を接続します。今回は、TA7291Pのテストですので、入力端子の制御はジャンパ線をスイッチ代わりに利用しています。DIPスイッチなどのスイッチを使うとよりスマートになります。
●稼動テスト
TA7291の電源のオン・オフについてデータシートに次のような注意事項があります。
・電源の投入 : VCC投入後VS投入またはVCC、VS同時に投入する。
・電源の切断 : VSを切断後VCC切断またはVCC、VS同時に切断する。
このテストではクリップでVCCを接続した後、VSの電源のリード線を差し込みます。終了時はVSの電源のリード線を外してから、VCCのみの虫クリップを外します。
●テストの確認事項
テストでは次のことを確認してください。
(1) IN1、IN2の入力状態とモータの回転および回転方向、停止の状態
(2) 自走車を前進、後退、右回転、左回転、停止にする場合のIN1、IN2入力の状態
ジャンパをすべてオープンまたはすべてショートすると、両方のモータは駆動せず自走車は停止しています。それ以外の状態では何らかの動作をします。
(3) モータの稼動時および停止時のOUT1、OUT2、VSの電圧の値
これらについて実際測定してみてください。次回は、この(1)~(3)の確認結果をもとに、もう少し詳しくTA7291Pの使い方について検討します。
