昔、ラジオ少年と呼ばれた人達の電子工作の入門はゲルマ・ラジオでした。そんな懐かしい電子工作に近いAMラジオを作ってみました。小さすぎてあまりはんだ付けに慣れていない人には難しいかもしれません。
このAMラジオのキットは、秋葉原の千石電商で購入しました。超小型AMラジオ基板です。その他の店でも入手できると思います。このキットは(株)ビストウ社から発売されている「テイク・キットQ-07K」です。
ラジオ放送局の一つを選択し固定してイヤホ ンで聞きます。完成写真は100円ショップで購入したケースに入れました。

注意:キットは単5電池を使っています。また、電池、ケース、イヤフォン・ジャックはキットに付属していません.
(1) どのようなものか
このラジオの基板は、写真に示すように1cm×1cmと10円玉より小さいです。ただ、この構成では感度が十分でなかったために、大きいコイルに交換しました。内部は、ストレート受信のラジオ用ワンチップIC、LM1050(F501T)と同調回路(コイルとトリマ)の検波出力をトランジスタで増幅するという構成です。

この小型基板のラジオをボタン電池で動作させ、イヤフォンで聞くというのが最小構成です。ラジオ放送局を選局するためのバリコンはないので、トリマを付属のドライバでまわして調整し、特定なラジオ放送局に固定して使用します。
(2) キット内容の確認
このAMラジオ・キットは、箱ではなくビニール袋に入った形で、棚に吊り下げられて販売されています。

キットには、次の写真のように部品と説明書が入っています。付属した説明書は、2枚の用紙にイラストで書かれています。ただ、説明書には部品のすべてが記載されていません。まず、次の写真で部品を確認しましょう。
●基板で使うもの(回路図の記号と部品の名前)
上の段左から、 ・ VC 120Pトリマ ・ 小型基板 ・ Tr 2SC1472トランジスタ ・ IC LM1050(F501T) ラジオ用ワンチップIC 下の段左から、 ・ コンデンサC1~C3 ・ 抵抗R1~R3 ・ サイズ優先コイル(小さいほう) ・ 感度優先コイル(大きいほう)

●基板外で使用するもの
・ 単5電池ボックス(都合により手持ちの単4のを使用した)
・ プラグ付きイヤホン
・ ボタン電池(LR44)
・ ボタン電池カバー用熱収縮チューブ
・ 電源用線材(赤黒線)
・ トリマ調整ドライバ

●説明書は2ページ構成

●キット外の別途準備が必要なもの
・ 単5電池(都合により単4で作った)
・ ステレオ・タイプのイヤホン・ジャック
イヤホン・ジャックは新たに取りつけて、電源スイッチの代わりにしています。
回路図は説明書から抜粋すると次のようになります。

メインのラジオ用ワンチップICの資料はミツミ電機。
引き続き、後編では実際の製作です。
