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[連載]GPSによるナビゲーション(2)

【白山登山にGPSmap60CSxを携行して(1)】

雨とガスの中、7月24日から白山に登ってきました。富士山、立山の雄山、白山で日本三大霊山と呼ばれ、白山は石川県と岐阜県にまたがる白山国立公園の最高峰です。ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ハクサンチドリなどハクサンの名がつく多くの高山植物があるように、白山は高山植物の宝庫です。
 
登りに見つけたキヌガサソウ
《登りに見つけたキヌガサソウ》

山頂には最高峰の御前峰(2702m)、剣ヶ峰(2677m)、大汝峰(2684m)の三つの峰と千蛇ヶ池、翠ヶ池など火口跡にできた七つの池があり、池の周りと頂上近くの登山道には多くのお花畑があります。
頂上近くの室堂平には室堂センターがあります。このセンターには診療所が併設され、石川県自然解説員が常駐し毎日、2時間位かけて頂上のお池めぐりなどの自然観察教室が自然解説員により開催されています。このセンタは700人の宿泊ができる大きな規模のもので、夏季の間だけですがテレホン・カードが利用できる公衆電話も用意されています。
しかし残念なことに、登山中は登山口から途中までは曇りでしたが、それ以後はガスと雨で数mの視界しかない状態で白山の姿を見ることはできませんでした。

●GPSmap60CSxを使ってみて
今回は中央自動車道の相模湖ICから荘川IC、白川村の白水湖畔までをカーナビとして利用し、白水湖畔の白山平瀬道登山口から室堂センター、山頂までは登山のナビとして利用し、共に満足する結果を得ました。
 
白水湖からの登山口
《白水湖からの登山口》
 
・視界がなくても確実に目的地に案内してくれる
とくに今回は、室堂センターを目指している最終段階で体調を少し崩してしまいました。道はしっかりしていて、要所に的確な案内標識があるので迷う心配はありませんでしたが、雨とガスで視界が数mしかない状態では、地図を持っていても初めての道であることもあり現在位置の特定が難しく、目的地まで後どれだけなのかわかりません。
今回は、GPSmap60CSxの小さい画面に室堂センターと現在位置とルートがしっかり表示され、歩みと共に着実に距離が縮まり力強く感じました。ひ弱な筆者にとっては山登りに必携のツールになりました。

●軌跡データの様子
GPSmap60CSxとパソコンを接続して地図データの更新、ルートや軌跡データのアップロード、ダウンロード、登山ルートの作成などを行うプログラムMapSourceがGPSmap60CSxに添付されています。
登山初日の軌跡をGPSmap60CSxからPCにダウンロードしてMapSourceで表示した結果です。
 
img02010.jpg
 
●軌跡の表示
・表示されている地図
1/25000で10m等高線の地形図で、白水湖から白山山頂までの部分を表示しています。白山の登山は石川県白山市白山温泉から入るのがメイン・ルートで、今回利用した岐阜県白川村平瀬から入る平瀬道の10倍くらいの登山者数だそうです。
・軌跡(トラック)
軌跡の黒い丸で表示されている部分は、白水湖畔の登山口を6時半近くに出発し、登山道の中間近くの大倉山の鞍部にある大倉山避難小屋までの軌跡データです。
軌跡の黄色い丸で表示されている部分は、9時半に避難小屋を出発して室堂センタに到着するまでの軌跡です。
軌跡データの詳細は、トラックのプロパティで確認することができます。軌跡データには緯度・経度の位置データ以外に時刻、高度、区間の長さ、区間所要時間、区間速度、区間コースの方向があります。最初に記録するデータはこのように詳細なデータが記録されますがGPSmap60CSxで保存処理を行うと間引いたデータとなります。この関係については後で再度説明します。
このように、パーソナルナビ(GPSmap60CSx)はPCと連携することで現地でのナビに利用する以外に、軌跡データを利用して記録の整理が行えます。また、PC上で整理したデータを基に新たにルートを作成しパーソナルナビに戻すなど多様な使い方ができます。具体的な処理方法は後で詳しく検討します。
 
雨の中のクロユリ(ひどい天気でした)
《雨の中のクロユリ》(ひどい天気でした)


次回は、引き続いて白山登山時に感じた本体の大きさ、歩行中の使い勝手などについてと、カーナビとしての機能などについて説明します。
神崎康宏

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