手回しオルゴール音木箱の製作の最終回です。
最終回はトラブル対策と、手動でオルゴールを演奏します。メロディ・シートを印刷し切って長いテープ状に作成し、手で廻しながら演奏します。
8.正しい音階にならないとき
音階評価用シートにてテストしたとき、運悪く音階が正しく出ないときの原因の一つにセンサ部分の向きがあります。チューブが曲がっていないか確認します。説明書には書いてありませんが、正しい向きに調整するには次のように行います。
(1) まず、LEDがすべて点灯していることを確認し、メロディ・シートの代わりに白色の紙を挟みます。
(2) 基板のフォト・ダイオードのところ(CとEと書かれた端子)でそれぞれ電圧を計ります。
(3) 白紙の反射でON状態になり、ここは低い電圧を示します。
高い電圧を示す場合は、そのフォト・トランジスタの向きは曲がっていますので、ほかのフォト・トランジスタのように低い電圧になるまでチューブの向きを調整します。
基板の測定ポイントの拡大写真

9.メロディ・シートでいろいろな曲を演奏しよう
メロディ・シートを自分で作成すれば、手動でいろいろな曲を演奏することができます。音木箱で演奏できるメロディ・データは「Melody Factory for 音木箱」というプログラムを使い、パソコンで簡単に作ることができます。このプログラムで作曲・編集して、プリンタでメロディ・シートを印刷して使います。
すでに、メロディ・シート・データとしてサンプル・プログラムが8曲ほど準備されています。さらに、数曲がメーカのホームページよりダウンロードできます。キー入力の指定は入れなくともダウンロードでき使用できます。
このプログラムはダウンロード・ページより「Melody Factory for 音木箱」を入手します
また、このプログラムの詳しい紹介はここをクリックするとあります。
使用環境としては、一般的なWindowsXPを搭載したパソコンなら問題がないようです。
この「Melody Factory for 音木箱」プログラムのインストールは簡単に終わります。このプログラムの起動画面は次のようなものです。
まずは、サンプルのメロディ・シート データを読み込んでパソコンで演奏してみましょう。パソコンで演奏確認したら、画面上の印刷ボタンでそのメロディ・シート用紙を印刷します。プリントされた用紙は指定の位置でハサミで切り、貼り付けて長いメロディ・シートを作ります。
サンプル曲ファイル(拡張子ekm)はカエルの歌、ドナ・ドナ、蛍の光など8曲です。例えば、カエルの歌を印刷すると、用紙は3枚になります。これを切って貼り付けるとメロディ・シートは6枚の接続した形になります。
これをセットして音木箱で演奏することになります。
カエルの歌のメロディー・シート、結構長い。

音木箱で演奏できるメロディ・データはパソコンで簡単に作曲・編集することができます。次の手順で、メロディ・シートを作ることができます。
(1) ディスプレイ上の鍵盤をクリックして、音を確認しながらメロディを作る。
(2) 作った曲を保存する。
(3) いったん保存した曲は簡単に編集で変更できる。
(4) 作った曲をプリントアウトして、メロディ・シート用紙を作る。
(5) メロディ・シート用紙を切って、貼り付けて完成
このメロディ・シートを、下箱の二つのダボの間に入れて、上箱を乗せ、基板のスイッチを次のように設定します。
POWERスイッチON MODEスイッチHAND REPEATスイッチONE側
これでハンドルを右回転(時計回り)させることで、メロディが正しくスピーカから演奏されます。
うまくハンドルを回さないと正しく演奏されません。それには少しコツが必要です。メロディ・シートはうまく切らないと曲がったりします。やはり、出口側もガイドがほしい気がします。
作曲するための「Melody Factory for 音木箱」プログラムを単独で動かしても面白いので、試してみてください。
おわり
