●マイクロSDカードに複数の地図がセットできる
筆者のGPSmap60CSxで、現在セットされている地図は次の3種類です。
(1) 1/20万の標準で搭載されている全国地図
メインの道路しか乗っていない、都市間の移動の参考にはなる。
(2) 1/25000の日本詳細道路地図(City Navigator V8.01)
GPSmap60CSxではマイクロSDカードに格納搭載されている。歩行する登山道などは載っていなが、車がすれ違えない細い道も載っている。車でも、市街地の歩行でも大いに利用できる詳細地図。
(3) 1/25000の日本地形図10m等高線仕様(Japan TOPO-10M)
追加で購入した10mの等高線の地形図、DVDに格納されている。国土地理院の1/25000の地図と同じ10mの等高線だがTOPO-10Mには登山道などの道が記載されていない。また、市街地でも細い道は載っていない。
●マイクロSDカードに詳細地図を格納
このマイクロSDカードに地図を格納するために、ガーミン社よりMapSourceと呼ばれるGPS管理用ソフトが用意されています。このソフトでは次のようなことが行えます。
(1) 日本詳細道路地図(City Navigator V8.01)や日本地形図10m等高線仕様などのオプションの地図を分割して任意のエリアをマイクロSDカードに格納し、GPSMap60CSxで各種の地図を用途に応じて利用できるようになります。
(2) ポイント、ルート、軌跡などの作成、編集機能があります。これらのポイント、ルート、軌跡はGPSmap60CSxから受信することも、送信することもできます。そのため、山行きやドライブの軌跡をGPSmap60CSxから受信しパソコンの地図上に表示し、ポイントの名称などをわかりやすく変更するなどできます。
GPSmap60CSxなどのパーソナルナビの地図追加更新はMapSourceでしか行えませんので、必須です。しかし、上記の(2)についてはフリーソフトのカシミールがより豊富な機能を持っています。山行きのパーティでは全員がパーソナルナビを持っているわけでないのでそのような場合、MapSourceを持っていない人には軌跡などのデータを渡しカシミールで表示確認してもらうことができます。軌跡の扱いなどは後で別に説明します。
●複数の地図を格納する
GPSmap60CSxでは、日本詳細道路地図はマイクロSDカードにセットされ標準添付されていました。MapSourceと日本詳細道路地図データがセットされたDVDも添付されています。今回は、追加して購入した日本地形図10m等高線仕様の地図データも、取扱説明書の手順に従いロック解除などを行いインストールしています。
複数の地図データをインストールすると、次に示すようにMapSourceでそれぞれ必要とする地図データを選択することができます。
●マイクロSDカードの地図データは転送の度に消去される
マイクロSDカードには、MapSourceでデータを転送します。MapSourceで地図データをPCから、GPSmap60CSxに転送するたびに、以前の格納された地図データはすべて削除されてしまいます。地図データの一部を更新したり、追加することはできません。毎回地図データ全体の入れ替えになります。地形図のデータは1.6GB、詳細道路地図が約.8GBで2GBのマイクロSDカードにすべてを格納できませんので、必要な部分を選択して格納することになります。
●複数の地図データを選択して一度に転送する
次の図では、日本詳細道路地図を対象にして大きく離れた離島を除いてほぼ全国を選択しています。パーソナルナビのマイクロSDカードに転送する領域を選択すると、選択された領域はピンクになります。選択された領域名と容量が、マップタグをクリックすると表示される領域に示されます。表示領域枠の下には選択された領域の数と合計容量が表示されます。
ここでは 78のマップ領域と転送する地図データの合計容量は877.0MBです。
2GBのマイクロSDカードを使用しているのでまだ余裕があります。山行きには必須な日本地形図10m等高線仕様のデータを転送します。この地図データは容量が大きいので、全国のデータを格納することができません。関西以東から青森までの地図を選択しました。
地形図は細かく区分されているので、342の選択領域なりました。地図容量の合計も1803.1MBと2GBのマイクロSDカードに格納できる範囲に収まりました。
●デバイスへの送信
GPSMap60CSx の電源を入れUSBケーブルを接続します。送信をクリックすると、次のデバイスへの送信の画面の表示されます。USBケーブルが接続され、デバイス・インストーラが導入されていれば、接続されたGPSMap60CSxがデバイス名として表示されます

USBケーブルが接続された場合は、GPSMap60CSxへの電源供給はUSBケーブルの電源ラインから行われ、電池の消耗を心配しなくてもよくなります。
まず、索引ファイルの作成から始まり、完了状況が%表示され残り18分と表示されますが、%の完了状態が進行しても残り時間はなかなか減少しません。

索引ファイルの作成が終えると、次はマップセットの作成です。

マップセットの作成はまだPC内で具体的な送信データの準備段階です。
マップセットの作成を終えると、次の具体的な地図データの送信が開始されます。

パソコンからの送信が開始されると、GPSMap60CSxの表示面にはデータ転送中の表示となります。準備段階で1時間くらい、実際のデータ転送で2時間以上とかなりの時間がかかります。

この画面になりデータ転送を完了します。あわせてパーソナルナビ側の「データ転送中」の表示も消え、元の画面に戻ります。
●マイクロSDカードに導入された複数の地図データを選択する
地図設定のメニューを表示し、メニューの左から5番目の「I」の表示のタグを選択します。この状態でメニュー・ボタンを押すと次の画面になります。

この画面で、MapSourceから転送された地図データが導入されている地図名が表示されます。ここでは、MapSourceでJapan City Navigator(日本詳細道路地図)とJapan TOPO 10M(日本地形図10m等高線仕様)の二つの地図データが導入されています。
●表示、非表示は現在の状態でなくメニューの機能を示す
地図名の先頭の表示、非表示は現在の地図の表示状態を示すのでなくこの地図名を選択して実行キーを押した時に行われる操作を示します。「表示」と表示されている場合は現在Japan City Navigatorは非表示で、この地図が選択され実行キーが押されると、この地図は画面に表示され、メニューの表示が「表示」から「非表示」に変わります。
「非表示」と表示されているJapan Topo 10Mは現在表示状態にあり、このメニューで非表示Japan Topo 10Mを選択して実行キーを押すと等高線付の地形図の地図は非表示になり、メニューの表示は「表示Japan Topo 10M」となります。
現在その用途に応じて二つの地図を使い分けています。
次回からは、軌跡データ、位置測定などについて考えます。
