軌跡の設定について
今回は、山行きなどでGPSナビゲータが測定した結果を地図上で確認する方法を調べてみます。連載の2回目、4回目で結果だけ示しました。山の中を歩いた結果を地図上で再現できるのは、GPSナビゲータが本領を発揮する用途の一つです。
軌跡の処理に関する設定
GPSMAP60CSxの軌跡データは、通常電源を投入して、測位を開始したら測位した現在地のデータと時間をメモリに記録します。
GPSMAP60CSx が軌跡の記録を開始する各設定条件は次のようになります。軌跡設定の入口がメイン・メニューにアイコンとして用意されています。
軌跡を記録するには、軌跡ログのオンがチェックされていなければなりません。ここでオフがチェックされていると、電源が投入され、GPSが測位を開始していても測位データは記録されません。山小屋で休憩しているときなど、GPS衛星からの直接の電波が壁や屋根の影響で弱まり、窓や入口などから反射波の影響を受け測位データが大きくばらつきます。
軌跡ログを地図上に表示すると山小屋などの場所では大きく乱れている場合があります。小屋に入ったりした場合、軌跡ログのオフをチェックしてログ停止する方法もあります。記録の乱れは少なくなりますが、出発時にオンにするの忘れると電源が入っていても軌跡が記録されません。
軌跡ログは常時オンにしておく
GPSナビゲータの重要な用途の一つは、道に迷ったり、雪などで道を見失うなどの危険に遭遇したとき、今までの行動の軌跡に従い出発点に安全に案内する機能です。そのため、筆者は電源が投入されると軌跡は常に記録し、行動中は電源のオンを確認するだけで済むようにしてあります。
設定の詳細
上記の画面で、設定を選択し実行キー押すと、次に示す設定が行えます。マイクロSDカードが装着されている場合は、上書きモードをチェックして内蔵メモリの軌跡ログの上書きモードにします。上書きモードの場合は、内蔵メモリの記憶領域が軌跡データにより99%を超えて消費されると、先頭に戻り古い記録の上に上書きされます。マイクロSDカードのメモリには引き続きマイクロSDカード容量の範囲で記録が続けられます。
上書きモードのチェックが外されていると、軌跡データが内蔵メモリの容量の99%を超えると軌跡の記録が停止され、マイクロSDカードに軌跡データを記録するように設定してあっても、内蔵メモリへの記録が停止すると共にマイクロSDカードへの軌跡の記録が停止します。
1万ポイントの軌跡データの記録で、約1.2MBの記憶容量を必要とします。2GBのマイクロSDカードを装着し、地図データで1.9GB消費していますが100MBの空きがあるので、軌跡データの記録には十分な容量です。
「保存」は使用しない
上記の画面で保存のボタンがありますが、この保存の機能を使用すると時間のデータが削除され、データも大きく間引きされます。内蔵メモリのみで記憶領域が少なく軌跡データを圧縮して保存する必要があった頃と異なり、SDカードに利用できるので、この機能は利用していません。
データ・カード設定でマイクロSDカードへの記録を指定
上記の画面で、データ・カード設定を選択すると、次の画面が表示されます。この画面で「データカードに軌跡保存」をチェックして軌跡データのマイクロSDカードへの保存を指定します。
軌跡データは、年月日をファイル名とした軌跡データファイルに保存されます。このファイルはガーミン社のMapSurceまたはカシミール3DでGPSMAP60CSxからUSB経由で軌跡データをPCに取り込み、地図にこれらの軌跡を表示し、軌跡の様子を確認することができます。
PCとのデータの交換については次回説明します。
〈神崎康宏〉
