軌跡データの命名方法
ここでは、GPSmap60CSxの内蔵メモリとマイクロSDカードに保存される軌跡データの取り扱いが異なっているので、その説明をします。
マイクロSDカードに保存される軌跡データ
マイクロSDカードに保存される軌跡データは前回説明したように、20071025.gpxのように年月日とgpxのエクステントとしたファイルとしてマイクロSDカードに保存されます。マイクロSDカードは、パソコンからはリムーバル・ディスクとして認識されます。WindowsのエクスプローラでPCのハードディスクに取り込み、MapSourceではメニューバーの「ファイル>開く」で軌跡データを取り込み、カシミールではメニューバーの「ファイル>GPS各種ファイルを読む」で軌跡データを取り込みます。この軌跡データは各ActiveLogの開始時刻がデータ名となっています。
マイクロSDカードの軌跡データをPCに渡すための準備
GPSmap60CSxのマイクロSDカードの軌跡データをPCに読み込ませるための準備を次に示します。
まずメイン・メニューの「設定」を選択して表示されるメニューから次に示すように、「インターフェース」のアイコンを選択します。
インターフェースのアイコンを選択すると、USBポートの設定状態、データのフォーマットなどが表示されます。
ここでは、USBポートはPCと接続された状態で、PCと通信処理で行うデータ受渡しのフォーマットがGARMIN社フォーマットなっていることを示しています。PCからマイクロSDメモリ上の軌跡データなどにアクセスできるようにするためには、USBメモリなどと同様にアクセスきるようにするためにUSB Mass Storageを選択して実行キーを押すと、マイクロSDカードはUSBメモリと同様にリムーバル・ディスクとして認識されます。
内蔵メモリに保存される軌跡データ
内蔵メモリに保存された軌跡データは、マイクロSDカードの軌跡データのように、直接エクスプローラなど外部からアクセスすることができません。シリアル通信、USBなど通信回路経由で読み出したり、書き込んだりします。また、内蔵データに保存されている軌跡データは、マイクロSDカードに保存されている軌跡データと異なり、内蔵メモリの内容をダウンロードすると一括してダウンロードされ、ACTIVELOGは内蔵メモリ保存された順番の番号が0(スペース)、001、002と付けられます。
トラック(軌跡)の編集
MapSourceでトラック編集のツールバーが用意されています。メニューバーの表示>ツールバーの表示をクリックし表示されるリストの「トラック編集」をクリックすると次に示すようにトラック編集のためのツールバーが表示されます。
上の図で、「トラック結合ツール」と表示されている上の5つアイコンがトラック編集ツールバーです。右から2番目の「トラック結合ツール」のアイコンの上にマウス・ポインタを載せた図ですが、画面キャプチャでマウス・ポインタが表示されていません。
● 右からはさみのあるアイコンがトラック分割ツール
マウスのクリックで分割ポイントが表示されもう一度 クリックすると分割が実行されます。
●+の表示があるのがトラック結合ツール
マウスでトラックをクリックして結合するトラックの一方を 選択して、次にもう一方のトラックを
マウスでクリックして 結合します。先頭からの結合か最後に結合するか 選択できます。
●矢印があるのがトラックポイント選択ツール
トラックの任意のポイントの範囲を選択して、切り取り、コピー、削除などが行えます。
●四角い赤い消しゴムのトラック消去ツール
マウスでトラックのポイントを選択すると削除されるポイントが表示されます。次のクリックで
ポイントが削除されます。
●鉛筆の表示があるトラック描画ツール
マウスでクリックする毎に新しいポイントをトラックに追加します。
このようなトラック編集にかかわる五つの機能が用意されています。これによりトラックの分割、複数のトラックの結合が行えます。消しゴムではトラックを構成するポイント単位で削除することができます。電波の乱れで、大きく乱れた軌跡を削除する時など便利です。
上記の図は、北岳登山の時、芦安から広河原までタクシに乗り、広河原のアルペンプラザの前から歩き出しました。元のデータはタクシの乗車中と歩き出して白根御池迄が一つのトラックになっていました。トラック分割ツールでタクシを降車した地点でトラックを分割して、アルペンプラザの室内に入った時に大きく軌跡が乱れた部分を消しゴムで削除してあります。
トラック編集で過去との軌跡を編集しGPSに戻す
分割されたトラックは「トラック001」のようにトラックに3桁の追い番の付いた名前がついています。同じ山に登る時に、以前の軌跡をトラック編集ツールで編集し必要な部分のみを、メニューバーの「転送>デバイスへの送信」機能でGPSの内蔵メモリに転送します。
GPSへ転送するトラック名はACTIVE LOGの名称を付ける
GPSmap60CSxで受信されたトラック名がACTIVE LOGで始まっていないと、保存データとして間引いた軌跡データとして保存されます。MapSource上ではこのようなことはなくトラック名を日本語表示することもできますが、GPSmap60CSxのディスプレイに表示させるために内蔵メモリへ軌跡データを送信する場合、トラック名の先頭はACTIVE LOGにしておく必要があります。ACTIVEとLOGの間には半角のスペースがあります。
MapSourceのトラック編集は地図上の操作ができ便利
MapSourceは地図の軌跡(トラック)上のポイントをマウスで操作しながら分割、結合、削除、描画などが行え思いのほか便利な機能を備えています。GarminのGPSナビゲータを利用する場合、地図データの転送では必須ですのでMapSourceの他の便利な機能をもう少し調べてみます。
次回は、今までの説明でもわかると思いますが、マイクロSDカードに保存された軌跡データをGPSナビゲータのディスプレイに表示する方法を説明する予定です。
〈神崎康宏〉
