今回、カシミール3Dで登山などの道案内のためのルートを作成します。そのルートをGPSナビゲータにアップロードして、実際のアウトドアでの道案内に利用します。
ルート
ルートは、登山道の途中の目標となるポイントを行程の順番に並べた物です。前回示したものと同じものですが、三条の湯から雲取山までの登山道とルートを表示した地形図です。
ルートは青いラインで、三条の湯から右下に伸び鍾乳洞への分岐のウェイ・ポイント(ポイント)へ続いています。次に、最初の急登が終わる場所を尾根の分岐と名づけてウェイ・ポイントにしています。その次は、尾根沿いのなだらかな道が続き飛竜山からの道の分岐をウェイ・ポイントに設定し、頂上まで後約1200mなのでポイント名を後1200とし、避難小屋、雲取山山頂をウェイ・ポイントとしました。
日本語版GPSではウェイ・ポイントをポイントと表記し、MapSourceおよびカシミール3Dでは同じものをウェイ・ポイントと表示しています。ここではどちらの名称も同じものを示しています。
ルートの作成手順はウェイ・ポイントを作りルートに変換
トラックの始点、終点、および途中の目標となる地点をウェイ・ポイントに変換し、必要なウェイ・ポイントの作成が終わったあと、ルートに変換しています。同じルートを下山する場合には、登りのルートをコピーし反転操作で下山路ができます。
カシミール3Dトラックの編集からウェイ・ポイントを作る
登山道作成で作ったルートからトラックが作られています。トラック上の該当ポイントをウェイ・ポイントに変換します。次に示すトラック編集画面で該当ポイントを選択すると、小さな登山者姿のマーカが、地形図上とトラック編集画面断面図稜線を移動します。該当ポイントが正しいことを確認します。
次の、図に示すようにマウスの右クリックでプルダウン・リストを表示し、「変換」を選択、「ウェイポイントへコピー」を選択します。
ウェイ・ポイントのプロパティで名前、アイコンを変更
トラック・ポイントから作られたウェイ・ポイントは、次に示すようにGPSデータ・エディタで確認できます。トラック・ポイントから作られたウェイ・ポイントはトラック・ログ(軌跡ログ)ナンバがつけられています。これを選択し、マウスの右クリックでプルダウン・リストを表示し、プロパティを選択します。そうすると、次の図のようにプロパティの編集画面が表示され名前、アイコン、背景色などが変更できます。
アイコンがGARMIN GPS カラー アイコンを選択
これらの、GPSデータはGARMIN社のGPSで使用しますので、アイコンもGARMIN社のアイコンを利用します。図に示すように、カシミール3DでもGARMIN社のアイコンが設定できるように用意されています。三条の湯ではキャンプ場のテント、途中のポイントはトレイルの歩いている姿のアイコンを使用しました。旗などはGPSの小さな画面では少し大きく邪魔になります。
下山のルートを作成する
ルートの名前を、「三条の湯から雲取山」とルートのプロパティ画面で変更します。次に、「三条の湯から雲取山」を選択しコピーし、貼り付けを選択して新しいルートを作成し名称を「雲取山から三条の湯」に変更します。名称は下山路に変更しましたが、内容は三条の湯から雲取山への登山路です。そのため、次の図に示すように登山路を反転させ下山路にします。
全体をまとめることもできる
登山路、下山路を別ルートとして管理することもできますが、次の図に示すように下山路のルートをコピーして登山路の後に貼り付け山行き全体のルートとすることもできます。
今回の雲取山行のために、全体をまとめて一つのルートを作りました。
全体のルートをまとめると
全体のルートを一つにまとめると、次に示すように行き帰り共に、登山の全工程の状況を一覧で確認することができます。次の図は、ルートを選択しマウスの右クリック>グラフ表示を選択し表示しました。
GPSへアップロードして準備完了
前回、トラックをGPSのアップロードしたのと同様に、GPSデータ・エディタでアップロード・リストを作成し、そのアップロード・リストからGPSナビゲータにアップロードします。
今回の雲取山登山ではこのルートを利用し、現在位置と、行程の進行状況を確認しながら進みました。急登地域ではなかなか先に進まなく往生しましたが、後200mくらいに山頂と確認できると元気が沸いてきます。晴天でいて、山頂で南アルプス、その他遠方の山塊を確認するために紙の地図を出しましたが、後はGPSナビゲータだけでいつも現在位置、目標までの距離がわかり安心した山登りができます。
今回、登山の案内では問題ありませんでしたが、登山中の軌跡を記録することができませんでした。原因は軌跡ログのオンの処理が漏れたためです。対策についてメーカにも問い合わせてみました。原因などについては次回で説明します。
<神崎康宏>
