引き続き、共立エレショップ(デジット)が販売する1Wと2WのD級アンプ・キットの製作です。ステレをで利用するなら1Wモノラル・アンプを2個作るのはあまり意味がなく、2Wステレオ・アンプ・キット1個のほうが良さそうです
このキットの説明書はここにあります。
・1W D級オーディオ用モノラル・アンプ・キット/DAP81_KIT
・2W+2W D級オーディオ用ステレオ・アンプ・キット/DAP82_KIT
3.1Wアンプを先に製作する
1WモノラルのD級アンプ・キットのほうは部品数が少ないので簡単に製作できます。金色のミューズ・コンデンサには極性あり、方向に注意してはんだ付けします。抵抗は立ててはんだ付けします。
このキットには説明書の完成見本写真と異なる部品、コネクタが3セット入っています。(*注)このコネクタは入力、出力、電源とも同じコネクタで行うようになっています。基板のシルク印刷を見ると、コネクタの1番ピン側が+側になるようになっています。
ケーブルにコンタクト(金具)を付ける作業は専用工具があると簡単にできそうです。筆者は専用工具を持っていないので、ラジオ・ペンチを使いました。
電源は電池駆動するために、別途準備した電池ボックスをコネクタで接続できるようにします。
これで1Wのモノラル・アンプが完成です。
このキットを2個作ってステレオにしても、2Wステレオのほうが安くできます。そこで今回の1Wアンプ・キットはモノラル回路にて波形確認だけ行います。
このモノラル・アンプは、何か電子工作で必要になったときに使うことにします。
4.2Wアンプを製作する
このキットもあまり部品数が多くないので、簡単に製作できます。金色のミューズ電解コンデンサには極性あり、方向に注意してはんだ付けします。抵抗は立ててはんだ付けします。
このキットにも説明書の完成見本写真と異なる部品、コネクタが5セット入っています。(*注)1Wアンプ・キットでは付属のコネクタを使いました。しかし、この2WのD級アンプは、この後にスピーカを接続して音質を確認する作業がありますので、コネクタを使わず直づけしています。
使用する電圧は5Vで行うことにします。筆者はテストなので、過去に使ったスイッチング電源5V-2Aのものを使うことにします
(*注)キットに入っていた説明書および執筆時点の内容です。
5.二つのD級アンプの動作確認する
出力端子にはスピーカの代わりに7.5Ωの抵抗を接続し、1kHzの正弦波を入力したときのD級アンプの出力波形を示します。
まず最初は1Wアンプの波形。
次は、2Wアンプの出力波形です。
出力端子のスペクトラム波形はこんな感じです。1Wアンプのスイッチング周波数は400kHzとのことですが、影響はないですね。
同様に2Wアンプのスイッチング周波数は600kHzとのことですが、これも影響はないですね。
引き続き、2WステレオD級アンプをケースに入れて試聴してみることにします。
(参考)
D級アンプの基本動作説明はトランジスタ技術誌2008年3月号特集や5月号の165ページにありますので、参照してください。また、7月4日には秋葉原にて「実験ライブ・セミナー2008」が開催され、そこで講演があります。
後田敏
