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連載キットで作る(42)整流回路について(8) 単一電源のOPアンプによる全波整流回路をブレッドボードで確認

 LM358を単一電源で動作させた全波整流回路の動作をブレッドボードで確認します。
 前回シミュレーションした回路に、LM358(8ピンDIPパッケージ)のピン番号を記入した回路図を次に示します。

KT420010.jpg


 R5、R3で示した値と同じ値の抵抗の手持ちがありませんでした。そのためR5の20kの代わりに33kを使用しました。ゲインが3から(10k+33k)/10k=4.3となり出力信号が大きくなります。R3は2kの代わりに3.3kを使用しました。

ブレッドボードに回路を再現

 

KT420020.jpg プラスの電源は赤のリード線で乾電池のプラス電極から供給し、マイナス電源は黒のリード線で、乾電池4本の電池ボックスのマイナス電極から供給しています。
 接続方法は回路図と照らし合わせて確認してください。

正弦波を加えて出力を確認する
 黄色いラインが入力信号で、青いラインが出力です。出力は全波整流されてプラスの波形のみとなっています。

 

KT420030.jpg ただし、出力波形は大小2種類の波高があり、交互に出力されています。プラスの入力波形が大きく、マイナスの入力波形が若干、波高が小さくなっています。
 整流回路ではプラスの入力波形は入力信号がそのまま出力されます。マイナス波形はR2/R1の増幅率で反転増幅されることを想定しています。
 R2/R1=10k/10k=1で入力と同じ波高の出力となるはずが、マイナス入力の反転出力のみ小さくなっています。そのため、この半固定抵抗の値が反転増幅器の入力回路のR1にプラスされ増幅率が1以下となり反転増幅されるマイナス入力の波形のみ波高が小さくなったものと考えられます。

R1/R2の抵抗値を変えてみる

 R1、R2の抵抗値の値を100kΩに変えてテストしてみます。正弦波発振回路のレベル調整の10kΩ半固定抵抗の値の影響が大幅に少なくなっているはずです。テスト結果を次に示します。


KT420040.jpg R1、R2の抵抗を100kΩに変更した結果は、上に示すように波高値の値に大きな差がなくなりました。100kΩに変更したために今度は、プラスの入力波形ではR1+R2が出力インピーダンスとなり、200kΩの高出力インピーダンスのため、波形が少し低くなっています。
 同じ回路の値でシミュレーション結果を示します。

 

KT420050.jpg 次回、信号源の出力インピーダンス、半固定抵抗を使用して信号レベルの調整を行う場合のシミュレーションを試してみます。

<神崎康宏>

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