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自転車発電のススメ ~ 6 自転車について~

使用する自転車について

基本的にどのような自転車でも使用できます。大きめの車輪の自転車は楽に発電できます。

【例】

・写真手前・・・車輪サイズ27インチの通学用軽快型自転車(通称ママチャリ)
・写真奥:・・・車輪サイズ24インチの子供用モトクロス・タイプ5段変速付き

20_ji_kansei.jpg

自転車とオルタネータの固定方法

 自転車には実際に人が乗車して力一杯漕ぎまくります。そのために、しっかりと台座に固定し、オルタネータと確実に接触できるようにします。

 作例では、市販のLアングルを使用して、ボルトを使って固定しています。台座の底面には10mm厚のコンパネを貼り付け、安定させています。加工は、電子機械科S先生指導により機械加工班が担当しました。

 がっちりと製作したおかげで、飯工祭開催中の2日間の使用でも破損することなく、発電を継続することができました。

 タイヤとオルタネータの接触をきっちりと合わせると、タイヤはかなり削れます。要領がわからない初期の頃は、タイヤが削れる黒い粉が吹き出す勢いでしたが、調整を重ねて、許容範囲内に収めました。それでも、わずかずつ削れるため、交換用タイヤを用意しています。

 慣れないタイヤ交換は大変なので、今後はベルト・ドライブ方式にするなどの改善する予定です。

21_ji_kansei_back.jpg

発電が確認できないときは・・・

 なかなか発電が確認できない原因のほとんどが「回転不足」です。

 筆者の軽自動車の場合、アイドリング回転数はメータ読みで1200rpm=rotate per minutes=回転/分が標準です。この回転数を基準にするとオルタネータの回転数も1000rpm以上にする必要があると判断しました。

必要な回転数の計算

 自転車のペダルを1回転することによって、タイヤの回転数=自転車の進む距離は次の式により計算することができます。

   ペダル1回転で進む距離=3.14×タイヤのインチ数×2.54×ギア比

使用する自転車に当てはめると・・・

   タイヤのインチ数:27インチ
   ギア比:2(簡易変速装置を装備しているので、代表的ギア比とする)

   3.14×27インチ×2.54×2=430cm=4.3m
   オルタネータに取り付けたプーリの直径:8cm=0.08m

   オルタネータの円周=3.14×0.8=0.251m

   自転車のタイヤの回転数:オルタネータの回転数=4.3/0.251=17.1倍

よって、オルタネータを毎分1000回転するためには・・・

   1000/17.1=58回転

したがって、1分間に58回転程度で漕げば良いことになります。人間が漕ぐペダルの回転数にはムラがあるので、余裕を持って考えると、

   27インチ自転車発電の標準ペダル回転数=70rpm

と判断しました。毎秒1回転ちょっとなので、それほどの高速回転ではありません。

 高速回転ではありませんが、この回転数を長時間維持する必要があります。生徒の普段の自転車の漕ぎ方にも随分差があるようで、3分でばててしまうかと思えば、1時間以上平気で漕ぎ続ける生徒もいてびっくりさせられました。


今後のために・・・

 より安定した自転車発電のためには、自転車の固定方法とオルタネータへの接続方法を工夫する必要があると感じました。今後の改良の参考にしたいと思います。

長野県飯田工業高校 竹内浩一

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