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第0回 センサとデジカメで遊ぶ電子工作入門
■■基板が出来ました■■

■「センサとデジカメで遊ぶ電子工作入門」一周年記念!
 「センサとデジカメで遊ぶ電子工作入門」が発売されてから1年が過ぎました.1周年を記念して,書籍でとりあげている電子工作の専用基板を作成しましたので紹介します.書籍の中では万能基板を使っていたので,ちょっと難しいなと思われた方もいるかもしれません.今回の専用基板を利用すれば,もっと手軽に工作を楽しめます.これから何回かにわたって,専用基板を使った工作を紹介します.

 専用基板は,読者プレゼントになります.お楽しみに!

 

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図1 作成した4種類の専用基板

■工具を用意しよう
 必要な工具は写真の通り,精密ドライバ(プラス),(マイクロ)ニッパ,ヤニ入り糸はんだ (0.8mm ぐらい),はんだゴテ台,はんだゴテ(25W~30Wぐらい)です.精密ドライバは半固定抵抗をまわすのに使います.100円ショップで売っているもので十分です.

 ほかに、基板を固定するのにテープ(ビニール・テープ(絶縁テープ),マスキング・テープなど,粘着力のそれほど強くないもの)を用意しておくとよいでしょう.

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図2 必要な工具.左上から,精密ドライバ(プラス),(マイクロ)ニッパ,ヤニ入り糸はんだ (0.8mm ぐらい),はんだゴテ台.下段ははんだゴテ(25W).

■はんだ付けの基本と被覆の剥き方
 少しはんだ付けの基本と被覆(ひふく)の向き方を予習しておきます.はんだ付けする前に,コテ先クリーナのスポンジに水を含ませ,軽く絞っておきます(湿り気があるぐらいでOK).はんだゴテをコンセントに挿し,コテ先を温めておきます.コテ先に糸はんだをあてると溶けるぐらいに温まれば,準備完了です.

 はんだ付けは,コテ先をきれいにしてから,ゆっくり 1, 2, 3 と数えながら 1 でコテを当て,2 ではんだを流し,3 でコテを離すようにすると,うまくいきます.ビデオで確認してみてください.

 

ビデオ1:はんだ付けの基本

 電線の被覆をむくには専用工具を使う方法もありますが,ニッパを使ってもかまいません.ニッパを使うときは,電線をニッパで軽くはさみ,ニッパを回転させて被覆だけに傷をつけて,被覆を横に引っ張ります.ビデオで確認してみてください.

ビデオ2:ニッパで電線の被覆をむく

「センサとデジカメで遊ぶ電子工作入門」では,ほかにも工具の選び方や使い方,電線同士のはんだ付けなど,丁寧に解説しています.ぜひ手にとってご覧ください.

お楽しみに.

■コラム ~万能基板採用の裏ばなし~■

 「センサとデジカメで遊ぶ電子工作入門」では万能基板を使っていたことを,不思議に思われた方がいるかもしれません.専用基板を用意すると,部品を挿してはんだ付けするだけで工作が楽しめて簡単になります.けれども,専用基板の入手性を十分に考慮しておかなければ工作を楽しめる人が少なくなってしまうかもしれません.

 書籍で採用した,万能基板は多くの電子パーツ店で扱っているので購入が容易です.万能基板は,穴が一定の間隔で開いているだけで,配線がされていません.「万能」というのは配線が決まっていないため,どんな回路にも使えるという意味です.入手できる部品の形状が多少違っても,基板に挿せれば問題はありません.その代わりに,配線をスズ・メッキ線や抵抗の足などを利用して作成する必要があります.

  ほかには,専用基板をエッチングという方法を使って自分で作成する方法もあります.この方法は,成功するとなかなかきれいな基板ができるのですが,工具や薬品が必要で,少しハードルが高い面もあります.

  そこで,最終的には,入手性がよく,使いこなせるようになると工作の幅が広がることから,書籍でとりあげる工作では「万能基板」を採用し,配線の仕方の例を写真を多く使って紹介することにしました.

光永 法明

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