■展示に向けて
いよいよ飯工祭=文化祭本番です。
一般来場される方に楽しんでもらうことと人目を引くことを目的に、いくつかのアイテムを用意しました。
(1) パト・ヘルメット
パト・ヘルメットはヘルメットに取り付けたパト・ライトです。安全確保を兼ねてお客さんにかぶってもらい、発電してもらうという趣向です。
(2) スピード・メータ
こちらは自転車用距離計兼スピード・メータです。タイヤに取り付けた磁石をセンサで拾って回転数として、距離や速度を表示してくれます。
(3) 発電制御コントローラについてのまとめ
文化祭クラス展示なので、自転車発電についてまとめました。
(4) 発電の原理について
お客さんに発電の原理を説明し、自転車発電に挑戦するきっかけにします。
■飯工の灯
(1) お客さん用=KUNI A号
来場してくれたお客さんやほかのクラスの生徒を発電に誘い、自転車を漕いでもらいます。写真は撮影用にパト・ヘルメットは脱いでもらいましたが、皆さん真剣に発電してくれました。
3分間の発電を終えると、「発電証明書」と「冷たい麦茶」をサービスし、好評を博しました。
(2)クラス用=KUNI B号
文化祭の開催時間中は発電を続け、パト・ランプを点灯し続けるイベント、名付けて・・・
「飯工の灯(ひ)」
に挑戦しました。
文化祭1日目 7月5日(土) 12:30~16:00 ・・・ 3時間半
文化祭2日目 7月6日(日) 10:30~15:30 ・・・・ 5時間
合計:8時間30分
発電者交代の間は消灯しますが、当番制にして漕ぎ続けました。パト・ランプはずーっと回転を続け、自転車発電をアピールし続けます。
発電制御コントローラはリセット後、3分間の経過時間を表示し、達成後にフラッシュします。3分を1発電単位として、お客様もクラスの生徒も発電に挑みます。
■発電結果
距離積算の結果・・・両自転車とも約120kmの走行距離
平均時速=積算走行距離/発電時間=120km/8.5h=14.1km/h
平均時速14kmで走り続けたことになります。その間、大きなメカトラブルもなく、大成功に終わりました。
励磁用バッテリは1日1回、補充電していますが、短時間で満充電になっています。
■発電価格
住宅用太陽光発電システムでは余剰電力を電力会社に"売電"することができます。自転車発電による発電電力を売電するといくらになるでしょうか?。
自転車発電電力=70rpmとして、
13V×4A=52W(パト・ランプ30W+バッテリ充電20W)
中部電力電力価格=17円/1kwh(一般住宅用価格による)
自転車発電電力価格=50W/1000W×17.1円=0.85円
1時間ペダルを漕ぎ続けて、たったの85銭です。1円に届きません。日頃、いかに電気を無尽蔵に使っているかを再確認し、環境と資源について考えるきっかけになると思います。
■展示を終えて
手探り状態からスタートした自転車発電ですが、無事に飯工祭で展示することができました。来年はさらに発展させて「スーパー自転車発電」に挑戦したいと思います。
次回より発電制御コントローラの設計製作に入ります。
2008.8.5 文面小変更
長野県飯田工業高校 竹内浩一
