waveファイルを電圧源として読み込む
LTSPICEはシミュレーション結果の電圧変動などのデータをwaveファイルとして出力することができます。また、LTSPICEで作成したWaveファイルをメディア・プレーヤなどで再生して、前回示したように実際の音として再現できます。
一方、LTSPICEのシミュレーションの電圧源の信号データとしてwaveファイルを利用することができます。次に示すように電圧源の電圧設定を、
wavefile= waveファイル名
で設定します。
ここでは、C:\Windows\Mediaのフォルダにあったwaveファイルを音源にしています。
この他に、実際の音声を録音したwaveファイルも対象となりますが今回は用意してありません。
カレント・フォルダにmediaフォルダをコピー
mediaのフォルダを、回路図ファイルLTSO32010.ascが格納されているフォルダにコピーしています。回路図ファイルを呼び出した時点で、カレント・フォルダが回路図の格納されたフォルダとなります。
wavefile=media¥waveファイル名
のファイル名を変更するだけで、mediaフォルダの内のwaveファイルを読み込みシミュレーションすることでその波形を確認することができます。
waveファイルのチャネルの指定
通常の一般的なwaveファイルはモノラルで1チャネル、ステレオで左右の2チャネルとなります。また、LTSPICEでシミュレーション結果を.waveディレクトリで作成し、ほかのLTSPICEのシミュレーションの電圧源として利用する場合は2チャネル以上のチャネルを設定することができます。
各チャネルに保存されるwaveファイルは、各測定点のシミュレーション結果となります。チャネル数の上限は65535となっていますが、実際はそんなに測定点はありませんので無制限と同じです。
wavefile=wavefile名 channel=nnn
最初のチェネル・ナンバは0で、指定がない場合は0チャネルとなります。
サンプル
次の、位相の異なる二つの入力信号と出力信号の計三つの信号をwaveファイルに出力します。
次回、この縮小する方法を考えます。
<神崎康宏>
