アナログ放送は割り当てられた周波数帯域を、めいっぱい使って、動画と音声を周波数変調し放送されています。地デジでは"セグメント"と呼ばれる帯域に分割して、用途ごとに使用されます。
アナログ放送は、家庭で外部アンテナを使用して視聴することが前提条件になっています。移動しながら視聴するポータブル・タイプや車載用テレビも販売されていますが、放送そのものが移動体での受信を前提としていなかったため、とぎれとぎれになったり、ノイズが多かったりと"とにかく視ることができる"というレベルだと思います。
地デジでは、移動体端末専用の送信形態が組み込まれました。これが"ワンセグ"です。
ワンセグ受信中・・・
■地デジのセグメント
地デジは、すべてUHF放送帯域の周波数で送信されます。
周波数帯域:6MHz
この6MHzをセグメントと呼ばれる14個に分割します。セグメント一つの帯域は、
6MHz/14=0.429MHz
となります。
14のセグメントは、下表のように12セグメント→一般地デジ放送、1セグメント→移動体端末用、1セグメント→ガードバンド=隣接帯域との分離用に使われます。
| 地上デジタル放送セグメント(帯域6MHz) | ||||||||||||||
| セグメント(帯域0.429MHz) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
| 用途 | 地デジ用 | ワンセグ用 | 地デジ用 | ガードバンド | ||||||||||
地デジ帯域6MHz14セグメントの一つを使って放送されるので、"ワンセグ"と呼ばれています。
ワンセグは内蔵アンテナを使用しての視聴を前提としています。アナログ放送ではノイズまみれの画面になってしまう状態でも、デジタル放送の強みを生かして、きれいな画面に復調することが可能です。また、様々な便利な機能を使うことができます。
■東芝GigabeatV81の紹介
筆者が愛用しているワンセグ端末は、デジタル・メディア・プレーヤと呼ばれる"東芝GigabeatV81"です。ファームウエアは、購入後にメーカサイトに接続してV1.2にバージョンアップしています。
8GBのメモリを装備しているので、Music・Videoファイルを大量に取り込むことが可能です。
OSにWindowsCEを採用し、Windowsとの親和性に優れています。
Gigabeatはワンセグ・Musicプレーヤ・Videoプレーヤとしての機能をもつ複合機です。Windows Media Player11と同期させることで、パソコン内の音楽・動画ライブラリをGigabeatに取り込むことができます。
メイン・メニューからワンセグを選ぶと、ワンセグ・メニューに入ります。ここからワンタッチでワンセグの視聴が可能です。
ワンセグ受信中です。字幕表示ができるので、小さな音量でも充分楽しむことができます。
次回は、ワンセグ受信の問題点について考えます。
長野県飯田工業高校 竹内浩一
