« キットで作る(連載54) トラブルシューティング エネループには窮屈な電池ボックス | メイン | BluetoothでGO!GO! ~2~ »

カスピ海ヨーグルト・メーカの製作 (3)

部品集め
 表3に従って部品を集めます。ほとんどの部品は秋月電子で購入することができます。

 コンデンサにはAC100Vがほとんどかかるので、耐圧の高い250V以上のものを使用します。ブリッジ・ダイオードは、AC、DC端子がそれぞれ隣り合ったタイプのものを使用してください。一部の部品は秋月電子 「ソリッドステートリレーキット」と共通ですので、利用されるとよいでしょう。


 電源部は、トランスレスでAC100Vに接続されていますので、コンセントの差し方によっては、DC電源部とアースとの間にAC100Vが加わり感電することがあります。実験中は慎重に、そして必ずケースなどに入れて感電防止対策をとってください。


h-4.jpg
製作
-基板の製作
 感光基板用のパターンを図8に示します。基板のサイズは30×50mmです。

イメージ-8.jpg
図8 プリント・パターン


 ここで、筆者の片面銅張板を使った基板製作方法を紹介します。市販のプリンタ用ラベルを使用します。カットの手間は少々かかりますが、安価な片面銅張板を使い、感光基板は使わないので、薬品処理はエッチングのみで済みます。

 1.パターンをプリンタ用ラベルに印刷
 2.片面銅張板にパターンを印刷したプリンタ用ラベルを貼り付け
 3.穴あけ
 4.アート・ナイフを使ってパターンをカット
 5.エッチングする部分をカット(fig-9)
 6.通常通りエッチング
 7.残ったマスキング用ラベルを除去
 8.完成

イメージ-9.jpg

図9 アート・ナイフで削っていく


イメージ-10.jpg図10 パーツ面から見た配線

 図10を参考に組み立ててください。前述したとおり、JPの接続によって動作が異なります。基板の銅箔面に直接JPをはんだ付けしてください。カスピ海ヨーグルト・メーカの場合は加熱用ですので、青色のJPを接続してください(穴はあいていません)。
 ダイオード類、電解コンデンサ、ICの向きに気をつけてはんだ付けしてください。
 電源、負荷(ヒータなど)を接続し、半固定抵抗をゆっくり回すと、負荷側の電流が切れたり入ったりします。
 図11は基板完成図です。
 図12は、本体に穴を開け、切り替えスイッチを取り付けたものです。
 図13は、筆者が調べたヨーグルト・メーカ内部の結線を示します。切り替えスイッチで、温度コントローラを経由する「カスピ海ヨーグルト」と、直接通電する「プレーン・ヨーグルト」を切り替えます。
 図14は、内部に今回製作した温度コントローラを組み込むところです(基板サイズは大きいですがほぼ同一仕様です)。
 図15は、温度センサ(LM35DZ)を内部に固定したところです。アルミ・テープで固定しています。

 最後に半固定抵抗にかかる電圧を制御する温度に対応する電圧に合わせます(30℃でしたら300mV)。そして、牛乳パックに水を入れ、測温して確認、微調整してできあがりです。



イメージ-11.jpg
図11 基板完成図

イメージ-12.jpg
図12 切換スイッチ

15.jpg
図13 内部結線


イメージ-13.jpg
図14 内部に組み込んだ

イメージ-14.jpg
図15 温度センサを固定

<安田正弘>

カテゴリ:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.eleki-jack.com/mt/mt-tb.cgi/2176

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

カテゴリ

会社案内
情報セキュリティおよび個人情報の取り扱いについて

コメントとトラックバックは、spamを予防するために、編集担当が公開の作業をするまで非公開になっています。
コメントはそれぞれ投稿した人のものです。

Powered by
Movable Type 4.1