回路を集約する
入力端子の接続漏れがあると不安定になる
音声の検出回路とカウンタの回路を、次に示すEIC-801のブレッドボードに集約しました。テストを行うと次に示すように、入力パルスがあるにもかかわらずカウントアップできないことが起きます。
黄色がカウンタの入力パルスで、水色がQAの出力、緑色がQBの出力です。赤は電源電圧です。
電源の状況をACの測定にして拡大すると次に示すように、ノイズが少し電源に載っていました。念のため47μFのコンデンサを電源とGNDの間に挿入すると、次のオシロスコープの画面の右側に示すように、ノイズのレベルは下がりました。
カウンタの入力端子の接続漏れ
よく回路を確認しますと、カウンタをカウント状態にするためにTC74HC161Pの9番、10番の入力端子をハイにする必要があります。ハイに設定するための5Vに接続するのが漏れていました。そのため入力が不安定になっていました。
次に示すように、全入力端子を所定の状態になるように接続しました。
連載キットで作る(52)で示した回路図から、カウンタの出力を4ビットから2ビットに変更し、TC74HC161Pのリセット入力の遅延時間を長くしてより確実に動作するように変更してあります。
エラーの原因となった入力端子の接続漏れをそれぞれ、上記の回路図に従い接続すると、次に示すように安定に動作するようになりました。
入力端子はハイ、ローどちらかに設定する
入力端子の接続漏れはよく起こします。動作が不安定な場合、入力端子の状態の確認が最初に行うトラブルシューティングです。しかしつい原則を忘れて、見当はずれの場所ばかりいじり回して時間を無駄にすることが多くあります。
皆さんは、そのようなことがないよう原則に従い、無駄の少ないトラブルシューティングに心がけてください。
次回は、このカウンタの出力でTA7291のモータ・コントローラを駆動します。
