GPSからのRAWデータ
GPSレシーバは、NMEA-0183フォーマットと呼ばれるテキスト・データでデータが送出されています。NMEAはNational Marine Electronics Associationの略で、アメリカの船舶に関する電子機器の協会です。現在、ここで定められたGPSのデータ・フォーマットがデファクト・スタンダードとなっています。
GPSレシーバからシリアル通信で出力
GPSレシーバからは、シリアル通信(RS-232C)で出力されています。そのために、PCのターミナル・プログラムで確認できます。Windows XPまではハイパーターミナルというターミナル・プログラムが標準で用意されていて、シリアル通信のマイコンなどとデータのやり取りになどに便利に利用していました。
Windows VISTAにはハイパーターミナルが付いていない
PCにシリアル・ポートのインターフェースがなくなったのに併せて、Windows VISTAにはハイパーターミナルのサポートがなくなり、メニューの中にもハイパーターミナルを探しましたが見つかりませんでした。
まだ世の中には、シリアル通信でデータの交換を行っている機器が多くあります。Webでターミナルのことを調べてみましたら、いろいろな場所でハイパーターミナルがなくなり困っている話が見つかりました。手をこまねいていてもしょうがないので、利用できるフリーのターミナルを探しました。
Tera Term ダウンロードしてインストール
「窓の杜」にフリーソフトのTera Termが見つかりました。開発者の許可を得てオープン・ソース化し、現在開発が進められています。Windows VISTA上で今回のGPSレシーバ以外にもPICなどのマイコンとの通信にも利用するので、ダウンロードしてインストールしました。
Tera Termを起動、9600bpsに設定
Tera Termを起動すると、次に示す通信方式などを選択する画面が表示されます。Serialを選択してOKボタンをクリックすると、GSPレシーバからのデータを受信します。
マイコンなどで処理する場合も上記のデータから必要なデータを取り出す
GPSレシーバから送られてくるデータは、ヘッダの先頭の英字の文字列で構成されるアドレス・フィールドでデータの種類が決まり、カンマのデリミタ(区切り文字)で各フィールドが区分され、データの種類ごとにフォーマットが決まっています。
GPSレシーバに添付されているGPSVPにも、同じようにRAWデータを受信しLOGファイルとして保存することのできる機能があります。保存されたLOGファイルは、次に示すようにメモ帳で確認することができます。
通信手順 無手順。 データは稼動していれば定期的にデータを送ってきます
全2重 送受信を同時に行うことができる。GPSレシーバが送信中でも、
コマンドがGPSレシーバに送られると、GPSレシーバはコマンドを
受信し、そのコマンドに応じた処理が行われます。
非同期通信 スタート・ビット 1ビット
データ長 8ビット
ストップ・ビット 1ビット
パリティ なし
通信速度 4800bps
NMEAでは通信速度が4800ですが、このGPSレシーバ通信速度を上げて9600bpsになっています。
次回は、データのフォーマットを調べます。
