複数のWaveファイルを作る
前回、ピーク0.1Vの大きさで1kHzの正弦波信号を2分間ステレオの左チャネルに出力するWaveファイルを作りました。今回はこの信号源を基に右チャネルのみ、左右両チャネル共に出力するファイルを作ります。
右チャネル用
右チャネル用は、信号の大きさは前回作成した左チャネルと同じですので、次に示すようにV(OUT-L)とV(OUT-R)を入れ替え、ファイル名を変更して作成します。
.Wave cd102060.wav 16 44.1k V(OUT-R) V(OUT-L)
L+Rのファイル
両方に同じ信号を出力するので、次に示すようにチャネル1、2共にV(OUT-L)を設定します。
.Wave cd102070.wav 16 44.1k V(OUT-L) V(OUT-L)
このファイルを、一度のシミュレーションで書き出すように次のように設定します。
シミュレーションを開始すると、次に示すようにステータスバーにシミュレーンの経過時間が表示されます。現在39.7756sまで進行し過渡解析が33.1%完了したことが示されています。あわせて、背景のエクスプローラでWaveファイルがシミュレーションの開始時にクリアされ、シミュレーションの進行にあわせてシミュレーション結果が書き込まれます。現在884KBまで書き込まれています。
シミュレーションが完了すると、20MBのファイルになります。
1kHzの-20dB、-10dB、0dBの出力
次に1kHzの正弦波を、出力レベルを-20dB、-10dB、0dBと順番に増大させる信号を作成します。-20dBの正弦波を10秒間発振し、2秒間の休止期間を置いて-10dBの正弦波を10秒間発振します。その後2秒間の休止期間を置き0dBの正弦波を10秒間発振し出力を終了します。
この発振処理を行うために、次に示すように、V1、V2、V3の三つの電圧源でそれぞれ開始時間と振幅を変えた正弦波を10秒間に相当する10000サイクルの発振を行うように設定します。
1kHz -20dB 10秒
正弦波の出力は-20dBですから、次に示すように、正弦波のAmplitudeを0.1Vと設定します。後は周波数を1kHzとして発振期間を10000サイクルと指定します。
1kHz -10dB 10秒
-10dBですから、0.3162Vを設定し、発振の開始時間を12秒後とするためTdelayの値に12を設定します。
(20×log(X/1V))dB=10dB
log(X/1V)=10dB/20dB
log(X/1V)=0.5
X/1V =Power(10,05)=0.3162
X =0.3162V
Power関数はlog関数の逆関数でX/1Vの値が求まります。基準が1Vですからこの関数で
求めた値を1V倍して設定値を求めます。
1kHz 0dB 10秒
0dBの場合の正弦波の振幅は、
20×log(X/1V)=0 dB
log(X/1V)=0
X/1V =1
X =1V
開始時間は24秒後に設定しています。
