コラム「永久磁石とコイルの入手/製作」
今回の作例で必要となる永久磁石とコイルは入手性を考慮して,ともに100円ショップで入手できるものを使用しました.このほかにも,インドアプレーン用の材料を販売しているWebサイトなどで同様の部材を入手できます.
今回の作例で必要となる永久磁石とコイルは入手性を考慮して,ともに100円ショップで入手できるものを使用しました.このほかにも,インドアプレーン用の材料を販売しているWebサイトなどで同様の部材を入手できます.
●永久磁石の入手
今回使用している永久磁石はマグネット・クリップ/ピンのものを使用しています(写真1,写真2).サイズは直径5mm,厚み4mmのものと,直径13mm厚み1mmのものが使われていました.
写真1 マグネット・クリップ
写真2 マグネット・ピン
磁石をはずすには,磁石のすぐ脇の部分に直径2mmのハンド・ドリル(これも100円ショップにて入手)で磁石の厚みよりやや奥行きのある穴を開け,開けた穴に千枚通しのようなものを差し込んでこじるようにすると簡単にはずせます(写真3,写真4,写真5,写真6).取りはずしの際は,くれぐれも怪我をしないよう注意してください.
写真3 磁石の取り外し(マグネット・クリップ)
写真4 磁石の取り外し(マグネット・クリップ)
写真5 磁石の取り外し(マグネット・ピン)
写真6 磁石の取り外し(マグネット・ピン)
●コイルの入手
コイルは100円ショップで入手できるアラーム付きの時計を分解した中に入っているコイルを使用しました(写真7,写真8).コイルは基板にはんだ付けされているので,はんだゴテではずします.なおコイルに鉄心(金属の板状のもの)がはめ込まれている場合は,鉄心をはずしておきます.
写真7 アラーム付き時計
写真8 アラーム付き時計からコイルを取り出す
●長男はコイルをそのまま使用
長男は上記で入手したコイルをそのまま使用しています.コイルの抵抗値は130Ωで,今回の電源電圧(3V)の場合,コイルに流れる電流は約20mAです.
●次男,三男はいったんばらして巻き直し
次男,三男はアラーム付き時計から入手したコイルをいったんすべてほどいて巻きなおしたものを使用しています(巻き方については後述).抵抗値はそれぞれ90Ω,40Ωです.次男,三男は回路の設置スペースや場所の観点から最悪ショートしたケースを想定して,さらに51Ωの電流制限抵抗を間に挟みました.
●コイルの巻き方
今回の作例でのコイルの巻き方を紹介します.
表1 使った部品
写真9 コイルを巻く準備
表1の部品を写真9のようにセットします.布テープは3mm程度の幅にカットしたものを4回ほど重ねて巻きつけます.続いて線材を写真10のように端を二重によじった後,テープで固定して写真11のように巻いていきます.巻く回数は線材の直径に依存します.
今回使用した線材では800回で40Ω,1200回ほどで90Ω程度の抵抗値となりました.コイルを巻き終わったら,写真 12のように端をボンドで止めます.両端のガイドをすべてはずし,コイル全体をボンドで覆った後,パイプの両端をカットしてコイルの完成(写真13)です.完成したら抵抗値を計測しておきましょう.
写真10 巻き始め
写真11 巻いている様子
写真12 端をボンドで止める
写真13 完成したコイル
<加藤 伸彦>
