●はじめに
無安定マルチバイブレータ/タイマICを使用して動きのある電子工作をしてみましょう.今回は某動画共有サイトなどで有名な某歌声合成ソフトウェアのあのキャラクタがネギを振る,あの機構を用いた作例を三つ紹介します.
●あのキャラクタを動かす仕組み
一言で「ネギを振る」とはいっても,某動画共有サイトにある動画を見ればおわかりのようにさまざまな手法が存在しています.今回はその中でも電磁石と永久磁石の反発を利用したものを取り上げます(図 1).
図1 電磁石と永久磁石を使った「ネギ振り」機構
この仕組みを使った「ネギ振り動画」*1の作者さんのWebサイトでは型紙がダウンロード*2できるようになっており,筆者も型紙をダウンロードして作ってみました.
最初は手動のスイッチのON/OFFで「ネギ振り」を楽しんでいましたが,この動画の作者の方が動画の中でも触れていらっしゃるように,手が疲れる(笑)ので筆者もその後マイコンの汎用I/Oを使用していました.しかし,マイコンを使う場合はいろいろと準備するものが多くなり,電子工作の初心者にとって敷居が高くなります.そこで,もっとシンプルに「ネギ振り」を楽しむことができるよう,パルス発振回路として定番の無安定マルチバイブレータやタイマIC555を用いることにしました.
なお,今回の作例ではオリジナルのキャラクタ(筆者の住む秋田県にちなんで「なまはげ」にしました)を使用し,ネギの代わりの「振りモノ」(おんべと一般的には呼ばれる)を振らせます.サイズと機能の違いで3パターン製作し,なまはげ3兄弟(サイズの大きい順から長男,次男,三男)と命名しました.それぞれの仕様を表 1に示します.
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写真1 今回の作例でのキャラクタ
*1:http://www.nicovideo.jp/watch/sm3798500
*2:http://www002.upp.so-net.ne.jp/morioka/nico/Micro_Hatyune_Nacha080706.pdf
< 加藤伸彦 >
