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秋月電子 LCDオシロスコープ・キットの組み立て ~その4/4~

 起動試験に成功しましたか? パネルを組み立てて、完成します。

パネルの組み立て
 起動試験に成功後、メイン基板のタクト・スイッチにスイッチ・カバーを取り付けます。リアパネル、メイン基板、フロントパネルを取り付けポストとM3のネジにより組み立てます。

43_akiduki_osc.jpg
プローブの組み立て
 RCAプラグとミノムシ・クリップに同軸ケーブルを取り付けて、プローブとして組み立てます。接続部分には熱収縮チューブを使用して、完全に絶縁してください。

44_akiduki_osc.jpg■■テスト端子500Hzの波形観測
 オシロスコープ本体には500Hzがテスト信号として出力されています。この信号を利用して基本操作を確認します。

プローブの接続
 500Hzの端子にプローブの赤を接続します。黒=グラウンドは内部で接続されているので、接続しません。スイッチ名称はOperating Instructionマニュアル 1ページ.1の名称に準拠しています。

45_akiduki_osc.jpg基本的な操作
 基本的なスイッチの操作はV.POS、H.POS、SEC/DIVなどの値を変更するスイッチ:ボタンを押す→(+)(-)により変更します。

500Hzの波形観測
1.SEC/DIV→(+) または(-)→時間軸を1msにします。
2.Y Sen.2スイッチ:×2倍、Y Sen.1スイッチ:1V、Couplingスイッチ:DCにセットします。
3.写真のような波形が表示されます。
4.→OK→波形がHOLDされて静止します。

・横軸一目盛り=1DIV=1msです。したがって、波形の1周期λ=2msです。

  周波数f=1/λ=1/2ms=500Hz

・縦軸一目盛りは1V×=2Vです。

  電圧は4.3Vくらいです。

 以上で、正常に動作していることが確認できました。このオシロスコープはHOLD=ストレージ機能があるので、波形をメモリに取り込み静止させ、じっくりと観測することが可能です。

46_akiduki_osc.jpg SEC/DIV→(+) または(-)→時間軸を0.5msにしました。

・横軸一目盛り=1DIV=0.5msです。したがって、波形の1周期λ0.5ms×4=2msです。

  周波数=1/λ=500Hz

となります。

47_akiduki_osc.jpg周波数の測定
 オシロスコープには周波数測定機能があります。

1.CuplingスイッチをFreqにセットします。
2.OK→3秒以上押す

 以上で、周波数表示モードになります。500Hzと表示されました。

48_akiduki_osc.jpg■■赤外線変調の測定

 筆者が製作した赤外線送信機TX2M4Pの赤外線変調の様子を観測しました。赤外線は38kHzで変調されています。測定ポイントは赤外線LEDをドライブするFET2SK2961のゲートです。

49_akiduki_osc.jpg 時間軸を50μsにセットしました。変調信号を観測することができます。

50_akiduki_osc.jpg 時間軸を20μsにしました。

51_akiduki_osc.jpg 時間軸を5μにセットしました。12~3μs×2の周期であることがわかります。

  周波数f=1/λ=1/26μs=38kHz

という観測結果を得ることができます。

52_akiduki_osc.jpg終わりに
 オシロスコープの電源定格電圧は9Vです。9V/300mA出力の適当なAC/DCアダプタであれば利用することができます。これでどこにでも持って行くことができるポータブルオシロスコープの誕生です。
 ”テスタではわからないが、オシロスコープで波形が出ていることがわかればすぐに確認できるのに・・”という場面は多々あると思います。本格的なオシロスコープを持ち出すのはおっくうなものです。そんな時こそ、このオシロスコープが大活躍します。末永く可愛がってやってください。

 以上で秋月電子 LCDオシロスコープ・キットの組み立てレポートを終わります。

注意事項

・組み立てキットなので、組み立て時と完成後の使用については各個人の責任において、ご利用ください。キットの改訂により本連載の記述と異なる仕様となったことによる不具合についても各個人の責任であることを承知の上で本連載の内容をご利用ください。

・最大測定電圧=50Vです。家庭用コンセントに供給されているAC100Vの商用電源周波数の観測はできません。注意してください(コンセントにプローブを差してはだめ、ということです)。

参考Web

http://jyetech.com/Products/LcdScope/eDSO062K.html

長野県飯田工業高校 竹内浩一

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コメント (2)

POP-Ohshima:

私も数ヶ月前に購入して便利に使っていました。
気軽にパルス確認ができるので本当に便利です。
ただ、突然モード(Vpos,Hpos,sec, level等)を切り替えができなくなって切り替わらなくなってしまいました。
[OK]ボタンを長押しすると周波数表示に切り替わりますがそれ以外は切り替わらない状態になてしまいました。
便利なだけにとても残念です。
もう一台購入しないといけないかなっと思いつつもあきらめきれないです。

takeuchi:

こんにちは、コメントを頂き、ありがとうございます。
私の秋月オシロは特に不具合もなく、手軽なパルス確認に活躍しています。
モードが切り替えることができなくなったとのことですが、スイッチの不調が考えられます。可能であれば、交換に挑戦されてはいかがでしょうか?。今後とも、よろしくお願いします。

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