8個必要な10μFの両極性電解コンデンサは直径6mmがほぼ上限。今回、試しに使ってみたBSME500ELL100MF11Dは6.3mmで、次の写真でわかるようにキツキツです。限界をチェックするためにわざと使用したのですが、お勧めはMUSE ESシリーズの直径5mmのものです。キレイなパッケージのおかげで、基板上が華やかになる部品です。
C5とC6の電解コンデンサの容量は、本誌掲載の回路図では330μFと指定されていますが、330μFでピン間が5mmのものは入手しにくいかもしれません。その場合は470μFを探してみてください。写真は松下の470μF/25Vで直径は10mm。高さはおよそ16mmで、後述する無印良品のケースに組み込む場合はギリギリの大きさです。
増幅率を決定づける抵抗器(10kと20k)は、値がそろっていたほうが気持ちいいと思います。誤差1%の金属皮膜タイプにしようと思ったのですが、手持ちが足りなかったので、カーボン抵抗器を使いました。
部品が用意できれば、基板は一瞬で組み上がると思います。気持ちいいですね。
手前のピンが入力で、ステレオ4チャネルです。ピンの配列はシルクを見ればわかると思います。奥に3ピンの端子が二つあります。片方が出力で、もう片方が電源です。±3Vが必要なので、4本用の電池ボックスから線を1本引き出して接続しました。次の写真がテスト中の様子です。
複数のチャネルに、同時に入力を与えて、うまくミックスされるかをテストしています。上に見える名刺の箱は正負電源(±3V)で動いている簡易ヘッドフォン・アンプで、ミキサ部の電源としても使っています。
テストの結果は良好。一発で動きました。
この写真は今回作ったものではなく、初代の携帯用4ch簡易ミキサです。ケースは無印良品のポリプロピレン製ペンケース。加工が容易で強度があり、持ち運びにも最適です。入力端子は省略して、不要なヘッドフォンから切り離したステレオ・ミニケーブルを基板に直づけしてあります。
エレキジャックの基板もこのケースに収まる大きさです。単4電池と組み合わせれば、ジャックやボリュームを並べる空間もどうにかなりそうです。できればミキサらしくスライド・ボリュームがいいですよね。レイアウトとケース加工の方法を考え中です(細長い穴を開けるのが面倒なんですよね……)。
続いては、ヘッドフォンをかけながら会話をするためのマイク・システムです。ボタンを押したときだけ有効になるところがポイントです。
一般的な仕様の部品だけで作れます。ちょっと注意が必要なのはコンデンサ・マイクでしょうか。秋月電子で売られている直径10mmのものに対応しています。ピンの位置がちょっとオフセットしているので、ほかの製品は取り付けにくい場合があります。極性にも注意してください。直接載せることができないときは、短いワイアで浮かせる感じでしょうか。
タクト・スイッチは押しやすさ重視です。オムロンのB3F1050に四角いキャップを付けると背が高くなってほかの部品に埋没しなくなり、使い勝手良好です。キャップの色も豊富で好きなスイッチのひとつです。
はんだ付け完了後、単4×3本用の電池ボックスに輪ゴムでくくりつけたところ。この状態でいつも使っています。こうしてみると、電解コンデンサがもう少し低いほうがいいですね。今後の課題です。
どんどん行きます。四つ目は簡易レベル・メータ。一番小さな基板です。
アナログ・メータは共立電子で扱っているSD-306です。見やすくて低価格なメータです。OPアンプのNJM3414は安ところで購入するとよいでしょう。1μFのコンデンサは手持ちの積層セラミック・タイプにしました。小さい電解コンデンサも使えるでしょう。その場合は、ほかの部品の隙間に収まることを確認し、極性を隣のメータ端子と合わせるように取り付けるといいと思います。ダイオードは1SS133を使いましたが、小信号用ならばどれでも大丈夫だと思います。
単4電池とiPod shuffleにつないで動作チェック中。物理的な動きが現れる工作は面白いですね。
無信号時の消費電流をテスタで測ると0.96mAでした。このままスイッチなしでもいいかなと思っています。
この写真は今回作ったものではなく、初代の携帯用簡易レベル・メータです。小さい段ボール箱に入ってます。今回作ったものと合わせればステレオ・メータになるので、違う箱に入れようと思ってます。メータを填め込む部分の工作が面倒なので、やはりまた段ボール箱にする予定です。
それにしても、プリント基板があると作る意欲がアップしますね!
