リニアテクノロジー スイッチドキャパシタ電圧反転IC
マイナス電源の作り方は、プラス電源からコンデンサに充電した後に、プラスの電位に充電された端子を内部のスイッチ回路でGND側に接続し、GNDに接続されていた端子をマイナス電圧の出力とします。このスイッチの切り替えを高速、約10kHzで行っています。
LTC1144の動作を確認してみます。
シミュレーション結果をわかりやすくするために、各端子に端子名と同じラベルをつけました。
負荷を224Ωの負荷の場合と、十分な大きさの抵抗にしてほぼ無負荷のときの二つの状態を比較します。そのために負荷抵抗Rloadの値を変数{XRL}としてシミュレーションします。
XRLを224Ωと224kΩの値でシミュレーションするために、次のコマンドを指定しました。
.step param XRL list 224 224k
シミュレーション結果を次に示します。入力電圧は+15Vで、出力は負荷が224kΩと大きな抵抗値の場合は流れる電流値が小さいので-15Vの出力となっています。負荷が224Ωの場合は-12Vと出力が低下しています。
1波長分の距離を次に示すようにマウスでドラッグすると、ステータスバーに9.9095kHz と発振波の周波数が表示されます。スペックどおりの約10kHzの発振周波数になっています。
次回、シャットダウン信号を作成し稼動状態からシャットダウンしたときの様子をシミュレートします。
<神崎康宏>
