画像送信機は秋月電子通商でも販売されていませんでしたので、「作りながら学ぶ初めての高周波回路(トラ技BeginnersシリーズNo.5)」の第8回「テレビ・トランスミッタの製作」を読んで自作しました。
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製作方法と調整方法は、著者の渡辺明禎さんが詳しく書いておられますので、そのとおりにすればまちがいはありません。ケースはテレビ・チューナと同じものを用いました。ケースには、第1回で紹介したCMOSカラー・カメラをケースごと格納できるようにし、レンズを前面にセットしました。
ケース背面には出力アンテナ端子と、12VスイッチングACアダプタ用の端子をつけました。この12Vの直流を、三端子レギュレータで5Vと3Vに降圧し、前者をCMOSカラー・カメラ用電源に、後者を画像送信機本体回路の電源にそれぞれ用います。またCMOSカラー・カメラの電源端子と出力端子(第1回の写真7参照)は、相手方端子をケース内で使用して配線しました。こうするとこのカメラのケーブル自体を切断・加工する必要がなくなり、後日カメラを取り出してほか用途に転用できるからです。
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この画像送信機の出力アンテナ端子に50センチ程度の長さの導線をつなぎ、送信しました。受信には、同じく50センチ程度の長さの導線を入力アンテナ端子につないだテレビ・チューナ(前回で紹介)と液晶モニタ(第1回で紹介)を用いました。
送受信画像は、1926年(昭和元年)に初めて成功した高柳健次郎博士に敬意を表して「イ」を用いました。送受信は、長さが50センチ程度のアンテナを使用するだけであっても、5メートル程度ならば問題ないことがわかりました。なお本格的なアンテナを使用すると、電波法の規制に触れることとなりますのでご注意ください。
もう一つ、カメラはカラーですので、画像はカラーのはずです。「イ」の文字はモノクロなので、手近の本のカラー表紙を試してみました。画像がカラーで受信できることはできるのですが、残念ながら画質を優先すればモノクロとなり、カラーを優先すれば画像が乱れます。もっと厳密な調整・配線の工夫・受信アンテナの高性能化 のいずれか、もしくはすべてについて対策が必要と思われます。
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しかしいずれにせよ、画像の送受信に成功しました。昔に読んだ「ハムになる本」には、画像を送受信しているアマチュア無線家の記載がありました。当時は夢物語で、世の中にはすごい人がいるものだと思っていたのですが、今では充分手が届くようになっています。秋月電子通商のお陰です。
塩山 洋
