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SANWA ハイブリッド・マルチメータPM33の紹介

 三和電気計器から発売されたクランプ・センサ付きポケット・タイプのハイブリッドデジタルマルチメータPM33(以下、PM33)を紹介します。

 PM33は、従来の電流/電圧/抵抗/コンデンサの測定以外に周波数測定の機能が追加されていて、通常の弱電回路測定から付加機能を使っての回路分析などに威力を発揮します。また、DC/AC100Aまでの測定可能なクランプ・センサを搭載しているので、配線を切断することなく、測定することが可能です。

 PM33の詳細はhttp://www.sanwa-meter.co.jp/japan/index.php?pm33をご覧ください。

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 PM33本体はアルカリ単4電池2本込みの重量が160gと軽量です。テスタ・リードを本体に収納できるので、ポケットに入れておいてさっと取り出し、測定が可能です。
 
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 本体背面に電流測定用クランプ・センサが収納されています。
 

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 使うときには180度フリップさせます。
 

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PM33を使ってみましょう。
 さっそくPM33で測定しましょう。今回はBトレインショーティ用に開発中の小型PWMパワーパックの測定に活用しました。
 

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 測定用クリップを用意すると手放しで測定できるようになるので、一組用意しておきましょう。
 

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■■電圧測定
 走行中に線路に供給している電圧を測定中・・・4.850Vです。写真撮影用にデータ・ホールド機能を利用して、表示を固定しています。
 

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■■周波数&デューティ測定
 PM33は周波数測定レンジを装備しています。電圧測定中にMHz/Dutyボタンを押すことで切り替わります。パワーパックのPMW周波数は・・・0.719kHzです。このパワーパックはPIC12F683の割り込みを利用したソフトウェアPWMによりを実現し、設計値は701Hzです。ほぼ設計通りに動作していることが確認できました。
 

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 そのままHz/Dutyボタンを押すと、デューティ表示に切り替わります。この時のデューティは26.8%です。
 

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 TiCS用赤外線送信機TX2M4Pの赤外線LEDの変調周波数を測定しています。38Hzと表示されました。変調周波数は38kHzですが、送信周期が長いので、このように表示されます。
 

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 この時のデューティは49.0%です。13μs送信+13μs停止を繰り返すことにより38kHzを実現しているので、ほぼ設計通りに動作していることが確認できました。
 

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■■クランプ・センサによる電流測定
 PM33の特徴である、クランプ・センサを使って、電流を測定します。クランプ・センサの中心にある矢印部分に測定する配線を挟み込みます。二重線になっているときは単線にします。
 

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 Nゲージ鉄道模型の消費電流を測定すると・・・0.3Aと表示されました。小電流ではセンサの特性上誤差が大きくなりますが、配線を切断することなく、電流が流れていることを確認できるのは大変便利です。
 

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 最近では針式の”テスタ”はめっきり見かけなくなり、デジタルマルチメータタイプが主流です。PM33は周波数を測定できるレンジを搭載し、今までオシロスコープで確認するほかに手段がなかったPWMの動作確認や、クランプ・センサにを使って配線を切断することなく電流測定をすることができるため、回路の動作確認に非常に便利です。いつでもポケットに入れておきたいアイテムです。



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