パラメータを変化させてシミュレートしてみる
半波整流回路にコンデンサを追加して、整流した電圧を平準化してみます。
コンデンサは電荷をためることができます。大きく変化する整流出力を、コンデンサを追加してほぼ一定の直流電圧にすることができます。
出力にコンデンサのみ接続
ダイオードからの整流された出力にコンデンサのみ接続されている場合、今回のシミュレーションではAC電源の内部抵抗を無視できるほど小さいとしています。そのため、内部抵抗は0として設定していません。
最初に整流された出力でコンデンサが充電されると、負荷が接続されていないため、ほかに放電される回路がないので、出力は、ピーク電圧18Vで維持されます。
続きを読む "LTSIPCE入門(連載12) ダイオードによる半波整流回路に平滑回路を追加する" »
今回は、トランスでAC100Vの商用電源と絶縁され、電圧が下げられた交流電源を整流する方法について考えます。
回路図エディタにトヨデンの次に示す 30V 0.5A(HT3005)の回路図部品が用意されていましたので、このトランスを例にして全波整流回路の例を示してみました。
続きを読む "LTSPICE入門(連載13) ダイオードによる全波整流回路(1)" »
全波整流回路について、直流電源として利用できるようにコンデンサを挿入して整流した出力を平滑化します。その際、コンデンサの容量をどの程度の大きさにすればよいか検討します。
検討の条件として、前回の整流回路の出力をコンデンサによる平滑回路で平準化し、プラス15Vの安定化電源出力を得るものとします。
その際、全体の回路をシンプルにするために、三端子の固定出力のレギュレータICを使用して、安定化電源を得るものとします。
この三端子レギュレータの電圧降下分を3Vとして、平滑化出力の最低電圧は、
安定化出力の電圧(15V)+ レギュレータの電圧降下分(3V)
= 15 + 3 = 18V となります。
ブレッドボードで電子回路のテストを行うときの電源を想定して、0.5Aの最大電流を満足するものとします。
以上の条件をまとめると、
安定化出力 15V
レギュレータのドロップ電圧 3V
最大消費電流 0.5A
負荷を 36Ω
として、平滑回路のコンデンサの容量を確認します。
続きを読む "LTSPICE入門(連載14) 全波整流回路のリプルについて" »
Voltage Dependent Voltage Source
前回、±2Vの振幅の電圧信号をwaveファイルに保存するため、BVコンポーネントで、信号の電圧値に所定の倍率を掛けて変換し±1Vの信号に圧縮しました。
電圧信号を変換するには、この他にeの記号で表される電圧制御電圧源(Voltage Dependent Voltage Source)を利用することができます。今回は、次に示す電圧制御電圧源コンポーネントを利用して、前回同様Waveファイルに保存するために±2Vの電圧信号を±1Vの信号に圧縮します。
続きを読む "LTSPICE入門(34)Voltage Dependent Voltage Source(電圧制御電圧源)(1)" »
電圧制御電圧源でOPアンプを作る
LTSPICEの場合は制限がありませんので、実際のOPアンプのモデルを複数利用できます。しかし、ほかの無償で利用できる試用版のシミュレータは制限がありますので、利用できるノードの数などが限られています。
その場合、次に示すような電圧制御電圧源を利用したOPアンプのシンプルなモデルでも、十分目的が達成される場合が多くあります。
ここでは、電圧制御電圧源でOPアンプの動作をシミュレートします
続きを読む "LTSPICE入門(35)Voltage Dependent Voltage Source(電圧制御電圧源)(2)" »
電圧制御電圧源の入出力電圧をテーブルで設定する
電圧制御電圧源の入出力の関係を、入力電圧と出力電圧のペアの数値をテーブルに設定することで指定することができます。
OPアンプは、電源電圧を超えた出力電圧は出力できません。前回、電圧制御電圧源によるOPアンプのモデルは、この制限がなく出力が無限に増大します。そのため、E1の電圧制御電圧源に電源電圧範囲を超える入力があった場合、出力できる限界値を設定して電源電圧などの限界を超えないようにします。
テスト信号はV1の電圧源で-40Vから+40Vに変化させ、E1の入出力電圧関係を調べます。
続きを読む "LTSPICE入門(36)Voltage Dependent Voltage Source(電圧制御電圧源)(3)" »