ビヘービア・モデルの設定
LTSPICEには、パルスや正弦波や任意の出力を折れ線グラフで設定できるなどシミュレーションに必要な機能をもった電圧源のVoltage、Battery、電流源のCurrent Sourceが用意されています。その他に、BV(Arbitrary Behavioral voltage source)、BI(Arbitrary Behavioral current source)など、各種の関数などを組み合わせて多様なシミュレーションを行える信号源などが用意されています。
今回このうちのBVを利用して、パルスと正弦波を組み合わせた信号を合成してみます。
音声信号に反応するスイッチを考えているとき、信号検出回路のマイクからの入力信号シミュレートした時の組み合わせを想定しています。このBVで作成したマイク入力の擬似信号で、音声検出回路の検討を行います。
続きを読む "LTSPICE入門(連載9) LTSPICEを使ってみる(6) BV(ビヘービア・モデル)で信号源を作成" »
増幅回路や、フィルタ回路などアナログ回路の信号源の基本となるのが正弦波です。この正弦波をVoltage、batteryのコンポーネントで作成する方法を説明します。
正弦波の設定
Voltageのコンポーネントから正弦波を出力し、次に示すCR回路に正弦波を加えるテスト回路で正弦波の設定方法を説明します。
続きを読む "LTSPICE入門(連載8) LTSPICEを使ってみる(5)電圧源の正弦波の設定方法" »
整流回路、平滑回路、三端子のレギュレータICを使用して構成した±2電源の安定化電源についてシミュレートしてみます。
センタ・タップ付きのトランス、ブリッジ整流回路、コンデンサによる平滑回路、±の三端子レギュレータで構成します。
三端子レギュレータは、リニアテクノロジー製で電圧出力が固定のものは12Vが最大でしたので、±12Vの安定化電源にしました。
続きを読む "LTSPICE入門(連載15) ブリッジ・ダイオードの全波整流回路して±安定化電源を作る" »
LTSPICEには、電圧で制御できるスイッチがコンポーネントして用意されています。シミュレーション時に回路のオン/オフを任意に行うことができるようになります。オン/オフ制御の電圧源は、Voltage電圧源のPWL機能を利用します。
トランジスタのオン/オフを行うスイッチ
電圧制御スイッチ(Voltage controlled switch)は、次に示すようにスイッチの端子と電圧制御用のプラス、マイナスの電圧入力端子をもっています。
続きを読む "LTSPICE入門(27) 電圧制御スイッチについて" »
waveファイルを電圧源として読み込む
LTSPICEはシミュレーション結果の電圧変動などのデータをwaveファイルとして出力することができます。また、LTSPICEで作成したWaveファイルをメディア・プレーヤなどで再生して、前回示したように実際の音として再現できます。
一方、LTSPICEのシミュレーションの電圧源の信号データとしてwaveファイルを利用することができます。次に示すように電圧源の電圧設定を、
wavefile= waveファイル名
で設定します。
続きを読む "LTSPICE入門(32)Waveファイルをシミュレーションに利用する(4)" »
waveファイルを電圧変動の上限
電圧データをwaveファイルとして保存するときは、変動の上下限がプラス1Vからマイナス1Vの範囲のデータしか保存できません。この範囲を超えるデータは、上下限の値(±1)に固定されてwaveファイルとして保存されます。そのためクリッピングされたデータとなります。
±1Vを超える電圧などの変動をwaveファイルに記録するためには、何らかの方法で電圧の変動の範囲を縮小する必要があります。
BVでシミュレーション結果に演算処理を加えられる
BV(Arbitrary behavioral voltage source)は、各種の関数、演算が利用できて、いろいろな使い方ができます。その中で、今回は、waveファイルに保存するために、変動の範囲を±1Vの範囲内に抑えるために縮小する方法を検討します。
VBは次に示すように出力電圧は、
V=F(・・・)
関数やほかの電圧源の出力、シミュレーション結果等の加減乗除の組み合わせで設定できます。
続きを読む "LTSPICE入門(33)Waveファイルをシミュレーションに利用する(5)" »
電圧制御電圧源の入出力電圧をテーブルで設定する
電圧制御電圧源の入出力の関係を、入力電圧と出力電圧のペアの数値をテーブルに設定することで指定することができます。
OPアンプは、電源電圧を超えた出力電圧は出力できません。前回、電圧制御電圧源によるOPアンプのモデルは、この制限がなく出力が無限に増大します。そのため、E1の電圧制御電圧源に電源電圧範囲を超える入力があった場合、出力できる限界値を設定して電源電圧などの限界を超えないようにします。
テスト信号はV1の電圧源で-40Vから+40Vに変化させ、E1の入出力電圧関係を調べます。
続きを読む "LTSPICE入門(36)Voltage Dependent Voltage Source(電圧制御電圧源)(3)" »