●はじめに
無安定マルチバイブレータ/タイマICを使用して動きのある電子工作をしてみましょう.今回は某動画共有サイトなどで有名な某歌声合成ソフトウェアのあのキャラクタがネギを振る,あの機構を用いた作例を三つ紹介します.
●あのキャラクタを動かす仕組み
一言で「ネギを振る」とはいっても,某動画共有サイトにある動画を見ればおわかりのようにさまざまな手法が存在しています.今回はその中でも電磁石と永久磁石の反発を利用したものを取り上げます(図 1).
図1 電磁石と永久磁石を使った「ネギ振り」機構
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●「キャラクタの製作」 3兄弟共にサイズが異なる以外,作り方は共通です.部品表を表1に示します.

なまはげの型紙(ダウンロードできます)→
namahage_brothers.pdf表1 キャラクタ部品表
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コラム「永久磁石とコイルの入手/製作」
今回の作例で必要となる永久磁石とコイルは入手性を考慮して,ともに100円ショップで入手できるものを使用しました.このほかにも,インドアプレーン用の材料を販売しているWebサイトなどで同様の部材を入手できます.
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●無安定マルチバイブレータの素朴な疑問 製作に入る前に,長男で使用している無安定マルチバイブレータについて少し補足をします.
●どちらか一方のトランジスタが先にONになることについて
電子回路の入門書籍などで無安定マルチバイブレータの解説を読むと,回路にある二つのトランジスタのうち,コレクタ電流が多く流れる方が先にONになるという解説があります.しかし,トランジスタを単純なスイッチ素子として使用してばかりだと「どうも納得できない」という人もいるのではないでしょうか? これはトランジスタのもう一つの役割(アナログ信号の増幅)と,トランジスタのもつ三つの動作領域について考えることで納得ができると思います.

表1 トランジスタの用途と領域の関連
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■回路の説明
●長男の駆動回路(無安定マルチバイブレータ)
長男の回路図を図1に示します.周期は約0.5secです.

図1 長男の回路図
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■実際の製作
なまはげ3兄弟の回路の格納とキャラクタのディスプレイには,すべて缶コーヒーのオマケが入っていたケースを使用しています.もちろん,市販のケースでもOKです.
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●次男の製作 まずはケース(写真1)を加工します.ケース本体に電池(単4サイズを2本)と回路を取り付け、フタとなる部分に振りモノを載せます。ケースに単4電池2本を入れてみると若干隙間ができるため、段ボールで埋めます。

写真1 次男の回路と電池を格納するケース
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●三男の製作 まずはケースを加工します.スイッチを出す部分とボタン電池ホルダの電極部分,基板固定用の穴を開けます.コイル接続用の電線はもともとある穴から出します(写真1).

写真1 三男のケースの加工
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