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■シリアル・ポートを使って外部の機器とつないでみる
 シリアル・ポートにデバイスをつないで遊んでみることにします。手始めは秋月電子のグラフィック液晶キットです。

 秋月グラフィックLCD “kuro”

 最初に、cu コマンドをインストールしておきます。root で apt-get を実行してください。
apt-get install cu
■cu コマンドの使い方
 cu コマンドの使い方は簡単です。ここでの使い方は、
cu -s <ボーレート> -l <デバイス名>
です。ボーレートは前に説明しました。デバイス名は、使用するシリアル・ポートのデバイス名です。USB シリアルの場合は、/dev/ttyUSB0, /dev/ttyUSB1, /dev/ttyACM0 などです。デバイス認識時にシリアル・コンソールに出てくるメッセージで確認してください。 dmesg コマンドで見ることもできます。たとえば、 KURO-RS と秋月電子の USB シリアルはどちらも同じデバイス・ドライバを使うので、両方をさすと /dev/ttyUSB0, /dev/ttyUSB1 がどちらに割り当てられるかは、認識された順で入れ替わってしまいます。
  また、/dev/ttyUSB? がユーザによらず読み書きができるようにしておきます。root で、
chmod 666 /dev/ttyUSB*
とします。ACM ドライバの場合は、
chmod 666 /dev/ttyACM*
です。本格的に使うにはセキュリティの問題が残りますが、実験として割り切ります。 

■秋月電子のグラフィック液晶キット
 秋月電子のグラフィックLCD組み込みキット (K-768, ユニバーサル領域のある K-719 も同様)をつないでみます。キットは説明書にしたがって組み立て、フォントと画像の書き込みをしておきます。
cu -s 38400 -l /dev/ttyUSB0
とします。"0123456789" と入力すると、ターミナルには何も表示されませんが、液晶に文字が表示されます。"ESC" "B" "0" コントロール + "M" を入力するとバックライトが消え、"@" がターミナルに表示されます。"ESC" "B" "1" コントロール + "M" でバックライトが点灯し、"@" がターミナルに表示されます。キットに付属のマニュアルを見ながら、操作してみてください。

秋月グラフィックLCD “0123456789″ 

"0123456789" を入力

秋月グラフィックLCD 画像表示1

"ESC" "D" "0" コントロール + "M" で画像を表示

秋月グラフィックLCD “kuro”

"ESC" "D" "1" コントロール + "M" で画像を表示

 cu コマンドを終了するには、"~" (チルダ) と "." (ピリオド)を続けて入力します。うまくいかないときは、"~."の前にリターン・キーを押してみてください。 

■自作回路をつなぐ 
 書籍「はじめてのPICアセンブラ入門」で作成した基板をつないでみます。

書籍の基板

 こちらは 9600 bps ですから、
cu -s 9600 -l /dev/ttyUSB0
とします。"0123456789" とすると、こちらはターミナルにエコーバックされます。コントロール+"A"を2回続けると画面クリア、コントロール+"A", コントロール+"B"で左上へ戻るです。
kurobox@kurobox:~$ cu -s 9600 -l /dev/ttyUSB0Connected.HELLO                         ←基板からのメッセージ     

0123456789                          ←入力がエコーバックされている

書籍の基板 “0123456789″ を入力したところ 

表示している様子(HELLO)は最初に表示されている文字。それに続いて0123456789が表示されている。

 書籍で解説している製作例のような回路を用意すれば、シリアル・ポートからラジコン・サーボを制御できます。

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