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当サイトは、玄箱PRO (KURO-BOX/Pro)を中心とした組み込み、Linuxと電子工作を扱っています。
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■電子メールが出せると 
 玄箱PROから電子メールが出せるようになると、センサに反応があったときメールで知らせるといったことができるようになります。そこでメールの設定をしておきます。 
 まずは、apt-get で、exim4 と mailx をインストールします。exim4 はメールの配送システム、mailx はメール・クライアントです。
apt-get install exim4 mailx
■exim4 の設定 (dpkg-reconfigure exim4-config) 
 インストールが終わったら、exim4 の設定をします。ここでは LC_ALL で UTF-8 を設定している
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
ので、メッセージは日本語で出ています。root になり、 dpkg-reconfigure で設定します。
dpkg-reconfigure exim4-config
です。実行すると質問が出てくるので一つずつ答えていきます。項目内の移動は矢印キー、項目間の移動はタブキーで行います。確定はリターン・キーです。

exim4 設定ダイアログ1

(1) 設定ファイルを分割するかを聞かれるので <いいえ> とします。

exim4 設定ダイアログ2

(2) メール・サーバの設定について説明があるので、読んでから <了解> とします。

exim4 設定ダイアログ3

(3) ここでは、インターネット・プロバイダのメール・サーバ(スマート・ホスト)を使ってメールを送信し、玄箱PRO内でメールのやり取りをしないので「スマートホストでメール送信:ローカルメールなし」を選びます。

exim4 設定ダイアログ4

(4) 「メール名」が聞かれますが、ここでは localhost.localdomain のままにしました。

exim4 設定ダイアログ5

(5) 玄箱PROを通してメールを送信するマシンはないので、127.0.0.1のみ書いておきます。ほかのマシンからの転送を受け付けると、ウィルスなどによる SPAM の踏み台になる可能性があるので注意します。

exim4 設定ダイアログ6

(6) 玄箱PROで受け取るメール・アドレスのドメイン名を設定します。ここでは一切受け取らないので、消して空欄にします。

exim4 設定ダイアログ7

(7) 送信メール・アドレスのドメイン名を指定します。あまり正しくはないですが、プロバイダから指定された user@mail.ne.jp のドメイン部 (mail.ne.jp) を指定しておきます。正しく設定できれば、実際にはこの設定が使われることはないはずです。

exim4 設定ダイアログ8

(8) スマート・ホスト名を設定します。プロバイダから指定された、SMTP サーバのアドレスを正しく記入します。

exim4 設定ダイアログ9

(9) DNS を引く頻度を尋ねられます。ADSL などの常時接続の場合は<いいえ>を選択します。

exim4 設定ダイアログ10

(10) postmaster, root 宛のメールについての注意事項が表示されるので、読んでから <了解> とします。

exim4 設定ダイアログ11

(11) postmaster, root 宛のメールの送り先を設定します。有効なメール・アドレスを指定します。 

■exim4 の設定 (SMTP AUTH) 
 最近は、メールの送信に認証が必要な場合も増えています。認証は、以前は POP before SMTP が多かったのですが、最近は SMTP AUTH が増えています。  以下で SMTP AUTH の場合の設定方法を紹介します。exim は POP before SMTP をサポートしないようですから注意してください。 /usr/share/doc/exim4-base/README.Debian.gz を読む (less を使う場合は) と、
less /usr/share/doc/exim4-base/README.Debian.gz
「2.3. SMTP-AUTH を読む」に、/etc/exim4/passwd.client にユーザ名とパスワードを記述すればよいとあります。ここでは以下のようにしました。
# password file used when the local exim is authenticating to a remote 
# host as a client. 
# 
# see exim4_passwd_client(5) for more documentation 
# 
# Example: 
### target.mail.server.example:login:password 
smtp.mail.example.co.jp:user@example.co.jp:PASSWD
 「smtp.mail.example.co.jp」が先ほど設定したスマート・ホスト名、「user@example.co.jp」がユーザ名(メール・アドレスを指定するプロバイダも多い)、「PASSWD」がパスワードです。このファイルのオーナやパーミッションを確認しておきます。exim4 の実行ユーザからは読むことができ、通常のユーザからは読めないようにしておきます。
kurobox:/home/kurobox# ls -l /etc/exim4/passwd.client 
-rw-r----- 1 root Debian-exim 247 2007-08-05 11:35 /etc/exim4/passwd.client
 そのまま編集した場合は問題がないはずですが、 Windows PC で編集してコピーした場合などは注意してください。異なる場合には、
chown root:Debian-exim /etc/exim4/passwd.client 
chmod 640 /etc/exim4/passwd.client
で上記と同じオーナ、パーミッションになります。  もし、プロバイダのスマート・ホストの SMTP AUTH の認証が TLS などを使わない場合(パスワードが平文で流れる)には、もう一つ設定が必要です。/etc/exim4/conf.d/main/00_localmacros というファイルを作り、
AUTH_CLIENT_ALLOW_NOTLS_PASSWORDS = "true"
と書いておきます。インストール直後にはないファイルです。 

■exim4 の設定 (送信メール・アドレス) 
 玄箱PROからメールを送信したときのメール・アドレスを設定しておきます。ここでは root と kurobox のアドレスを指定しました。フリーのメール・アドレスでもかまわないので、正しくメールが受信できるアドレスにしてください。設定方法は、/etc/exim4/email-addresses に、1行に1ユーザごとに、
ユーザ名: メールアドレス
の形式で書いていきます。たとえば送信元アドレスを、myaddress@example.co.jp とする場合には,
# This is /etc/email-addresses. It is part of the exim package 
# 
# This file contains email addresses to use for outgoing mail. Any local 
# part not in here will be qualified by the system domain as normal. 
# 
# It should contain lines of the form: 
# 
#user: someone@isp.com 
#otheruser: someoneelse@anotherisp.com 
root: myaddress@example.co.jp 
kurobox: myaddress@example.co.jp
とします。 

■メール送信のテスト 
 それではメールの送信テストをします。mail コマンドを使います。
mail <宛先>
とすると、Subject と本文と Cc: 先をきかれますので、順に入れていきます。本文の終了は、. (ピリオド)のみを入力します。
kurobox@kurobox:~$ mail user@example.co.jp          <-宛先を指定して mailコマンドを実行 
Subject: Test                                       <-Test と入力 
This is test.                                       <-本文を入力 
.                                                   <-. だけ入力 
Cc:                                                 <-Cc: はしない 
kurobox@kurobox:~$
 このテスト・メールを正しく受け取れれば設定は終了です。メールが受け取れない場合は設定を確認して、root で、
/etc/init.d/exim4 restart
を実行してください。
  mailq コマンドを実行すると、送信待ちのメールの一覧が表示されます。送信待ちのメールは /var/spool/exim4/input/ にたまっていますので、中身を確認するとエラーの理由などがわかるかもしれません。  
 送信待ちのメールを消すときは、exim を止め、rm で消し再開するとよいでしょう。root で以下を実行します。
/etc/init.d/exim4 stop 
rm /var/spool/exim4/input/* 
/etc/init.d/exim4 restart

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