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■Music Player Daemon を新しくしよう
 Debian etch で用意されている mpd のバージョンは 0.12.1 です。2007/05/28 に、バージョン 0.13.0 がリリースされているので、自分でコンパイルし、インストールしてみます。ソースのアーカイブは、MPD プロジェクトの Files ページ *1) からダウンロードします。

*1) http://musicpd.org/files.shtml

■コンパイルしてみる
 ダウンロードした mpd-0.13.0.tar.gz を適当なディレクトリに展開します。

tar xzvf mpd-0.13.0.tar.gz

 展開した mpd-0.13.0 ディレクトリにあるドキュメント INSTALL を読み、必要なライブラリをインストールします。以下のように一つずつ apt-get でインストールしてもよいのですが*2)

apt-get install libasound2-dev libmad0-dev libid3tag0-dev libaudiofile-dev libogg-dev libvorbis-dev libflac-dev liboggflac-dev libmpcdec-dev libshout3-dev

 手を抜いて、mpd-0.12.1 のパッケージに使われたライブラリをインストールします。

apt-get build-dep mpd

 これで、mpd-0.12.1 を構築するのに必要なライブラリが apt によって整えられます。configure を実行します。

./configure

 configure がいろいろターミナルに文字を表示していきます。しばらくすると、以下のように configure が判断したコンパイルオプションがターミナルに表示されます。

########### MPD CONFIGURATION ############

 Playback Support:
 libao support .................disabled
 OSS support ...................enabled
 ALSA support ..................enabled
 JACK support ..................disabled
 OS X support ..................disabled
 PulseAudio support ............disabled
 Media MVP support .............disabled
 Shout streaming support .......enabled

 File Format Support:
 ID3 tag support ...............enabled
 mp3 support ...................enabled
 Ogg Vorbis support ............enabled
   using tremor.................no
 FLAC support ..................enabled
 OggFLAC support ...............enabled
 Wave file support .............enabled
 MP4/AAC support ...............disabled
 Musepack (MPC) support ........enabled
 MOD support ...................disabled

 Other features:
 libsamplerate support .........enabled
 Zeroconf support ..............disabled

##########################################

You are now ready to compile MPD
Type "make" to compile MPD

 コンパイル・オプションを確認して make でコンパイルをします。

make

 しばらくたつと、コンパイルが終了します。

*2) INSTALL に libsamlerate (Debian パッケージの名前は libsamplerate0-dev) の使用がオプションとして挙げられていますが、玄箱PROでは処理が重くなりすぎるため、使わない(インストールしない)ほうがよいようです。

■テストとインストール
 コンパイルが終了したら、テストしてみます。まず root になります。もし、以前の mpd が動作していたら、止めます。

/etc/init.d/mpd stop

 コンパイルした、mpd を以前の設定ファイルで動かしてみます。

src/mpd /etc/mpd.conf

 操作してみて問題がなければ、一度 mpd を止めます。そして、/var/lib/mpd ディレクトリを一時的に移し、以前のバージョンを削除して、新しいバージョンをインストールします。インストール先は、configure で指定していなければ /usr/local/ 以下のディレクトリです。

kill `cat /var/run/mpd/pid`
cd /var/lib/
mv mpd mpd.bak
apt-get remove mpd
mv mpd.bak mpd
mkdir /var/run/mpd
chown mpd /var/run/mpd

cd <mpd-0.3.0 ディレクトリ>
make install

 念のため、データベースを作り直します。

LC_ALL=C /usr/local/bin/mpd --create-db /etc/mpd.conf

 /etc/rc.local で、

LC_ALL=C /etc/init.d/mpd start

と書いていた場合には、

LC_ALL=C /usr/local/bin/mpd /etc/mpd.conf

と書き換えておきます。

<光永 法明>

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