■ RS-232C と TTL/CMOS の電圧の違いを吸収する
シリアル・ポートをディジタル入出力に使うときには、以前に書いたように入出力電圧に注意が必要(とくに出力にマイナスが出ることに注意)です。これまでは、自作回路側にレベル変換ICを利用して、RS-232C と 5V の TTL/CMOS レベルの間の変換を行うことが多くありました。回路を省略するための工夫(IC 内部の保護ダイオードに期待したり、簡易的にトランジスタを利用する)もテクニックとして知られています。
ところで、USBシリアル・ケーブル自身の構造も、USBシリアル変換LSIと、レベル変換ICを利用しています。自作回路にもレベル変換ICを利用する
と、2か所にレベル変換ICが入っていることになります。最近は、ストロベリー・リナックスや秋月電子などから、FTDI の USB
シリアル変換LSIが載った基板が販売されています。これはレベル変換ICなしのUSBシリアルと同じ回路になっています。これを利用すると自作回路にレ
ベル変換ICが不要になったり、USBシリアル・ケーブルが不要になります。本書でも秋月のグラフィック液晶キットをUSB化するのに利用しています。
こういったキットを利用するときには、USBシリアル変換ICの出力が比較的弱いこと、変換ICなしの場合には論理反転する(+12Vが 0V に、-12Vが5Vに相当する)ことに注意してください。
ストロベリー・リナックスのFT232RX USB→シリアル変換モジュール・キット
<光永 法明>
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2007/11/26 カテゴリ「玄箱PROと電子工作」を追加しました。
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