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当サイトは、玄箱PRO (KURO-BOX/Pro)を中心とした組み込み、Linuxと電子工作を扱っています。
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■音がなんとなくおかしい
 玄箱PROには USB audio デバイスとして CREATIVE の SoundBlaster Digital Music PX (海外では SoundBlaster MP3+ として販売されている) をつないで使っていました。これに新しく、デジットで販売している PAM8202 使用デジタルアンプキット(写真)をつないでテストしていました。そうすると、音が曲によって何か変に聞こえます。ロックのような変化の激しい曲では、あまり感じず、表現が難しいのですが、女性ボーカルが高い音を伸ばしているときに、音の大きさがふらふらした
り、ほかの音もひずんでいる感じがします。
SoundBlasterPXs.jpgSoundBlaster Digital Music PX
test.jpg
テスト中の PAM8202 使用ディジタル・アンプ・キット
■再生ソフトを変えてみる
 気が付いたときに再生に使っていたソフトは mpd です(mpd.conf では ALSA を出力デバイスとして使うように設定)。MP3 ファイルのデコード性能の差とは関係ないようにするため、CDからリッピングして作成した wav ファイル (44.1kHz, 16bit, ステレオ)を再生してテストとしてみました。出力デバイスは SoundBlaster Digital Music PX で共通です。

1. 玄箱PRO     alsaplayer
2. 玄箱PRO     aplay
3. 玄箱PRO     mpd    (出力ドライバを ALSA に指定)
4. 玄箱PRO     mpd    (出力ドライバを OSS に指定)
5. Windows PC  Windows Media Player

 結果としては 1,2 に音の差は感じられませんでした。割と普通に聞こえます。3 は先に書いたように、おかしく聞こえます。4 は、1,2 と同じような音がしますが、音飛びが気になります。5も普通に聞こえます。

■デバイスがサポートするサンプリング・レート

 購入するときには気にしていなかったのですが、SoundBlaster Digital Music PX に付属した「補足情報」の紙*1)に、MacOS では、モード・スイッチと対応サンプリング・レートに制約があるとあります。

モード・スイッチ      サンプリング・レート
DIGITAL/ANALOG           48kHz
DIGITAL ONLY             44.1kHz, 48kHz

表:モード・スイッチとサンプリング・レート(補足情報より)

 玄箱PROで、曲の再生中にサンプリング・レートを調べてみます。モード・スイッチは DIGITAL/ANALOG にしています。 proc ファイル・システム内に、サウンド・カードの今の設定を見れるものがあったので表示してみると、次のようになりました。

kurobox@kurobox:~$ cat /proc/asound/card0/pcm0p/sub0/hw_params
access: RW_INTERLEAVED
format: S16_LE
subformat: STD
channels: 2
rate: 48000 (48000/1)
period_size: 2400
buffer_size: 16384
tick_time: 1000
kurobox@kurobox:~$

 サンプリング・レートが 48kHz になっています。これは alsaplayer, aplay, mpd (ALSA), mpd (OSS) いずれでも変わりませんでした。ということは、wav ファイルをソフトウェアで 48kHz にサンプリング・レートを変えていることになります。ここが問題なのかもしれません。

 そこで、試しに 44.1kHz をサポートする USB audio につなぎ変えて同じを曲を聴いてみると、問題はありません。次に、モード・スイッチを DIGITAL ONLY にしてつないでみます。SoundBlaster Digital Music PX のアナログ出力は使えませんから、光ディジタル出力を使ってアンプにつなぎます。曲を聴いてみると問題はありません。proc で確かめてみると、次のようにサンプリング・レートが 44.1kHz になっています。

kurobox@kurobox:~$ cat /proc/asound/card0/pcm0p/sub0/hw_params
access: RW_INTERLEAVED
format: S16_LE
subformat: STD
channels: 2
rate: 44100 (44100/1)
period_size: 2205
buffer_size: 16384
tick_time: 1000
kurobox@kurobox:~$

 どうやら、SoundBlaster Digital Music PX は Linux の場合も MacOS の場合と同じように、モード・スイッチによってサポートするサンプリング・レートが限定されるようです。そして、サンプリング・レート・コンバータによって、音が変化していたと推測できます。音にこだわるなら、USB audio のサポートするサンプリング・レートには注意したほうがよさそうです。

*1) web ページにも記載があります
http://jp.creative.com/products/product.asp?category=1&subcategory=207&product=10319&nav=2
http://jp.creative.com/support/faqs/jp/soundblaster/digitalmusic/mac01.asp

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