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 Debian/lenny では、玄箱PROのマイコンとの通信などに micro-evtd を利用しています。今回は micro-evtd の機能を試してみたので結果を紹介します。

■micro-evtd とは
 玄箱PROのファンや温度センサ、電源スイッチ、LED、ブザーなどはマイコンが管理しています。micro-evtd はマイコンと通信して、ファンの回転数やLEDの制御、温度の読み取りなどをします。micro-evtd には、micro_evtd というデーモン(パッケージ名と違って、アンダースコアでつなぐ)と、microapl というコマンドラインのプログラムが含まれています。

■micro_evtd の設定ファイル
 micro_evtd の設定ファイルは、/etc/micro_evtd/micro_evtd.conf です。micro_evtd の man マニュアルなどを読むと、設定によりファンの回転数の制御ができると書かれています。Debian/lenny インストール直後には、ファン制御などの設定はコメントアウトされていて、必要と思ったらコメントを外すようになっています。
 そこで、設定を変えてみたら、ファンの回転数が低くなって静かになりました。設定例は micro_evtd.confです。

■ブザーを鳴らそう
 玄箱PROには起動時やシャットダウン時になるブザーが内蔵されています。microapl コマンドでブザーを鳴らすことができます。コマンドは、

microapl -a bz_melody <音の長さ[ms]> <音の高さ> [<音の高さ>] [<音の高さ>]...

です。たとえば、

microapl -a bz_melody 100 c5 d5 e5

とすると、0.1秒の長さで、ド(Cの5オクターブ目)レ(Dの5オクターブ目)ミ(Eの5オクターブ目)と鳴ります。短い音が不得意なようなので、起動完了音はまだうまいのが見つかっていません。

 ところで microapl には bz_melody, bz_imhere オプションがうまく動作しない不具合があるのでパッチを当ててください。microapl.patch をダウンロードし、root で、

cd /usr/sbin
patch -p1 < <ダウンロード・ディレクトリ>/microapl.patch

を実行します。

■タイマ起動?
 micro_evtd のマニュアルを読むと、タイマでスタンバイやレジュームができるような記述があります。そこで、/etc/micro_evtd/micro_evtd.conf に、

TUE=OFF=06:20

という行を追加して試してみました。この設定は、毎週火曜日の06:20にスタンバイすることを意味します。結果ですが、スタンバイではなく、リブートしてしまいました。玄人志向のKUROBOX/PRO マイコン通信仕様 Rev.1.0 にも、スタンバイ・コマンドはありませんし、玄箱PROでは使えないようです。また、コマンド

microapl -a standby

も実行してみましたが、何も変化はありませんでした。

光永 法明

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