切り離された LPCXpresso 開発ツールらしく,箱に納める

 NXPセミコンダクタ社(以下NXP社)の評価ボード LPCXpresso 基板から, LPC-Link 部分を切り離しました.裸のままだと危険なので,箱に入れてしまいます.

ケースを選ぶ

タカチのプラスチックケース

 LPCXpresso 基板の LPC-Link 部分のサイズは,65mm × 34mm でした.この大きさの基板が入って,かつ,ポストが外にはみ出す,ちょうどいい大きさのプラスチック・ケースがありました.それが,タカチ電機工業の PB-1 というケースです.

 ご覧のように,ぴったり収まる大きさです. LPC-Link モジュールには, SWD インターフェースへのアクセスを示す LED1 が実装されていますが,ケースが透明なので,外部から確認することもできます.あとは,ケースに穴をあけて,基板を固定すれば,できあがりです.

基板に足をつける

 最初の工程として,基板に足をつけます. LPC-Link モジュールは,すべての部品が表面に実装されているので,裏側は平らです.ところが,ポストをはんだ付けしたために,基板の裏側に端子が飛び出してしまいました.端子の飛び出し分だけ基板をかさ上げして,プラスチック・ケースを傷つけないようにするのが,足をつける目的です.

 足の材料として使用したのは,100円ショップで購入した,厚さ2mmの「PP発泡シート」です.カッター・ナイフを使い,シートを 5mm 角に切って,両面テープで取り付けると,ちょうど,端子の飛び出し分をカバーできるようになります.

基板に足をつける

 本来であれば,もっと,余裕をもって高くしたいところです.ところが,基板を高くしすぎると,このあと穴あけをする SWD インターフェースのポストがプラスチック・ケースのふたにかかってしまいます.2mm プラス両面テープの厚みがちょうどいい高さになりました.

ケースに穴をあける

 次は,ケースに両端にコネクタ用の穴をあけます.

穴の寸法図
SVGファイル

 この寸法図では,基板を中央に配置しています. SWD のポストは,プラスチック・ケースの中央にありますが, USB コネクタは,中央から少しずれたところにあります.

基板を仮置きしてみる

 穴をあけたら,基板を仮置きして,位置を確認してみましょう.基板の USB コネクタ側が,プラスチック・ケース内にぴったりくっつきます.うまくいかないときには,ヤスリで修正します.

プラスチック・ケースの穴あけ作業は,ドリルで大まかに穴をあけたら,あとはひたすら,ヤスリで四角い穴に仕上げていきます.このとき,重宝したのが,100円ショップで購入した半丸型の精密ダイヤモンド・ヤスリです.太い部分でも幅が 8mm しかないので,こういった細かい作業にはぴったりです.

ヤスリがけの時には,プラスチック・ケースの底面を傷つける可能性があるので,注意が必要です.私も穴の位置を微調整する時に,底面を傷だらけにしてしまいました.あらかじめ底面に「PP発泡シート」の残りを敷いておくと,安心して作業ができるでしょう.

次回は,基板を固定する部品を作って開発ツールを完成させます.

田中範明(noritan.org)


トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: LPCXpressoを切り離そう (5)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.eleki-jack.com/mt/mt-tb.cgi/4007





カテゴリ


Copyright (C) 2006-2015 CQ Publishing Co.,Ltd. All Rights Reserved.