2012年9月アーカイブ

XBeeを使って無線化 2
 それでは、簡単なプログラムでXBeeが正しく動作するか確認してみましょう。
  このプログラムは二つの機能をもっています。一つはPCから送信したデータをmbedで受信し、データをmbedのLCDに表示します。もうひとつの機能は、mbedが受信した文字数をカウントし  そのデータ数をPCに送信しています。

  図8は回路図です。今回は回路を簡単にするためにXBeeの電源はmbedのVOUT端子から供給しています。

ss図8_mbed-XBee接続図.jpg
図8 mbed-XBee接続図

 モールス符号を受信して、短いON=”・”、長いON=”-”で表示するプログラムを作成しましょう。

mbedプログラミング
短点の定義
 モールス符号の定義では、符号の長さが長点=短点×3と定義されています。符号間は短点と同じ長さです。
 符号を読み取る場合、困るのは短点の長さが送信速度により変化するという点です。ある速度では短点となる長さが別の速度では長点になる点がモールス符号解読のやっかいな点です。短点長50msの時、長点長は150msです。ところが、短点長150msという場合もあるのです。
 そこで、次の方法で、短点の初期長をセットします。短点の長さから1分間の送受信文字数を求めるには次の式を使います。詳細は後日説明します。

   1分間の送受信文字数=60/(短点長×10^-3*57)*5 

p6がHiかLOWをチェックします。
  短点の長さが30ms~90msであるときは、スピードをHI(175~60文字)
  短点の長さが70ms~210msであるときはスピードをLOW(75~25文字)
これらをset_speed()関数で定義します。

void set_speed(){
  if(SP_SELECT==HI){//175~60文字
    min_ms=30;
    max_ms=90;
    lcd.locate(5,0);
    lcd.printf("H");
  }
  else if(SP_SELECT==LOW){//75~25文字
    min_ms=70;
    max_ms=210;
    lcd.locate(5,0);
    lcd.printf("L");
  }
}
 CWデコーダ基板により800Hzの・-モールス音声信号をHI・LOWのディジタル信号に変換することができました。この信号をmbedに入力し、モールス符号を解読するプログラムを制作します。まずは欧文=英数字の解読に挑戦し、その後で和文解読に発展させます。
 今回は ・- を読み取り、短点と長点の長さを計測して表示するプログラムを制作します。

mbedとの接続
 完成したCWデコーダ基板をmbedと接続します。mbedには20桁×4行LCDを接続します。回路図を参考にしてください。

0_AS000610.GIF
 完成したCWデコーダ基板を調整し、無線機に接続して使います。

調整
 800Hzを出力できる発振器を用意できるとよいのですが、手元にない場合には調整にCW練習ソフトを利用します。ここではMultisoft-labさん作のCWTrainerを使います。800Hzに設定できるCW練習ソフトであれば調整に使用することができます。パソコンのイヤホン端子にCWデコーダの3.5φイヤフォン・プラグを差し込みます。

 CWTrainerは次のURLより入手できます。
  http://www.multisoft-lab.com/

 CWTrainerを起動します。

38_AS000588.GIF
XBeeを使って無線化 1

 前回はmbedとカメラをRS-232Cを使って有線で接続し、カメラで撮影した画像をPCに送信して表示しました。そこで、今回はXBeeを使って有線部分を無線化したいと思います。

(1) XBeeについて
 XBeeは小型の無線デバイスで以下のような特徴をもっています。
  • 低消費電力
  • 近距離通信
  • 低コスト
 XBeeは電子工作に興味のある方であれば、一度くらいは耳にしたことがあると思います。
 完成したCWデコーダ基板を確認します。

確認
 電源にNiMH電池×4本=4.8Vの電源を接続します。NJM567D取り付け用8ピンソケットの4ピン=(+)、7ピン=(-)にテスタを接続し、4.8Vであり、緑LEDが点灯すれば、電源周辺回路は正常に動作しています。
 
33_P1030938.jpg完成!
 NJM567Dとイヤホン・ジャック基板を搭載すればデコーダ基板は完成です。





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